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北海道大学と国際基督教大学にみる大学改革の取り組み
── 学生の「学び」を向上させるための取り組みとは何か──
大学設置基準が1991年に改正されたことによって、90年代以降、大学行政の規制緩和が進み、学部教育のカリキュラム編成は大幅に各大学の自由裁量に任された。その意図するところは教養教育の重視だったが、現実には教養部の廃止、専門教育への傾斜が加速された。だが、シラバスの作成、FDの実施、授業評価の導入といった制度改革による大学教育の改善が進む中で、激変する社会環境に対応できる柔軟で幅広い知性を育む教養教育の重要性が再認識されだしている。
2003年から開始された文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)は、大学教育の改善への取り組みのうち、優れた事例を選定・公表し、日本の高等教育の活性化を目指すものだ。06年度までに1939件の申請から233件が採択されたが、教養教育の充実をテーマとした事例に、北海道大学の「進化するコアカリキュラム」と、国際基督教大学(ICU)の「責任ある地球市民を育むリベラルアーツ」がある。
両校とも特色GPを一つの契機とし、北海道大学ではカリキュラム改革をさらに進化させ、ICUでは08年度から入学出願時の志望学科選択を撤廃するなど大胆な教学改革に乗り出している。国立と私立、規模の違いを超えて、これからの大学教育が目指す方向性の一つが示されている。
2003年から開始された文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)は、大学教育の改善への取り組みのうち、優れた事例を選定・公表し、日本の高等教育の活性化を目指すものだ。06年度までに1939件の申請から233件が採択されたが、教養教育の充実をテーマとした事例に、北海道大学の「進化するコアカリキュラム」と、国際基督教大学(ICU)の「責任ある地球市民を育むリベラルアーツ」がある。
両校とも特色GPを一つの契機とし、北海道大学ではカリキュラム改革をさらに進化させ、ICUでは08年度から入学出願時の志望学科選択を撤廃するなど大胆な教学改革に乗り出している。国立と私立、規模の違いを超えて、これからの大学教育が目指す方向性の一つが示されている。
大学改革への取り組み1
北海道大学
全学支援によって進化するコアカリキュラム
大学改革への取り組み2
国際基督教大学(ICU)
「確立した個」を鮮明に引き出す教学改革
鈴木典比古[国際基督教大学学長]
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