BERD 2007 No.9
【特集】
企画趣旨
BERD
ICUのキャンパス
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【特集】 いま大学教育に何が求められているのか

 教育改革関連3法が成立し、いよいよ教育基本法改正後の、新たな日本の教育が動き出す。改正された基本法には、旧教育基本法の条文にはなかった項目がいくつか追加されている。
 その項目の一つが「大学」である。国として、これからは高度な専門的知識を持った人材を育成する大学の重要性がますます高まってくるということを表明したわけだ。
 明治に始まった日本の近代的大学制度。かつて大学への進学率は1%にも満たず、新しい国家をつくるためのエリート養成のものだった。昭和に入り、戦後数多くの大学が設立されると共に進学率が上がり、今や進学率は50%を超えてユニバーサル化され、そして「全入」という言葉が頻繁に報道される時代に突入した。
 近年の大学を取り巻く環境の大きな変化と、大学生の質そのものの変化もあるといわれる今こそ、大学での教育の在り方が問われているのではないだろうか。
 今回の特集では、高等教育研究分野からの論点に加えて、先端人財育成や教育改革の進む医学教育の視座などから、これからの日本にはどういう大学教育が求められているのかを考えていただければと思う。

(BERD編集部 田口薫)

1. 日本の大学が直面している真の課題とは
──教育財政の拡充と研究の基盤整備の必要性──
矢野 眞和
2. ファカルティ・ディベロップメントの持つ可能性と現状の課題
──日本の大学を研究中心から学習中心に転換するために──
佐藤 浩章
3. 北海道大学と国際基督教大学にみる大学改革の取り組み
──学生の「学び」を向上させるための取り組みとは何か──
北海道大学・国際基督教大学
4. 医学部で進む実践的教育への改革
──問題解決型学習と模擬患者実習の導入──
藤崎 和彦
5. 人財育成イノベーションへ
──先端領域の先端人財育成に向け既存の教育モデルから脱却せよ──
妹尾 堅一郎
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