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大学院レベルに引き上げられた欧米における教師教育
世界最高水準の教育を背景とする日本の教師の優位性は、いつまで維持されたか。その転換期は80年代でした。
アメリカでは70年代に全州で、教員養成に学士号を要求するようになります。同時期にヨーロッパでも、中等教育もしくは短大レベルで実施していた教員養成が4年制大学へシフトしていきます。つまり欧米諸国における教員養成は70年代に日本と同等の教育水準に到達したのです。さらに80年代に入ると、世界の先進諸国は教員養成を大学の学部レベルから大学院レベルにアップグレードさせます。
ヨーロッパでは、フィンランドの教員養成は修士課程で実施されており、ドイツやフランスでは修士号を付与してはいませんが、学部卒業後、インターンを含む2年間の専門教育を行っています。ヨーロッパの大学の教育学部は、ちょうど日本の医学部の6年モデルと似た自己完結型の専門家教育の学部で、卒業生は教師としての進路と地位を保障されます。かつての日本の師範学校を大学レベルにアップグレードしたもの、と考えればよいでしょう。ちなみに戦後日本の「大学における教員養成」は、「開放制」と「免許状主義」の名の下に、教師教育を師範学校の独占から解き放ち、免許状の定める所定の単位の履修要件を満たす「課程認定」によって一般大学における教員養成を可能にしたのでした。
アメリカには、教師教育を目的とする「教育学部」も、一般大学における「教員養成課程」もなく、学部教育において主専攻で教育学を履修した学生に初等教育の免許状、副専攻で教育学を履修した学生に主専攻の教科の中等教員の免許状を与えています。最初の赴任時には学部教育レベルの教師が多いのですが、5〜7年後に終身雇用契約を行うために修士号の取得が要求されています。アメリカでも今や教師の半数以上が修士号取得者であり、校長の4割近くは博士号取得者ないしは博士課程レベルの教育を受けた人たちです。
このように80年代以降、欧米諸国の教育改革の中心は「教職の専門職化」でした。教師の地位や待遇を医師や弁護士など他の専門職並に高め、教育と研修を高度化したのです。
アメリカでは70年代に全州で、教員養成に学士号を要求するようになります。同時期にヨーロッパでも、中等教育もしくは短大レベルで実施していた教員養成が4年制大学へシフトしていきます。つまり欧米諸国における教員養成は70年代に日本と同等の教育水準に到達したのです。さらに80年代に入ると、世界の先進諸国は教員養成を大学の学部レベルから大学院レベルにアップグレードさせます。
ヨーロッパでは、フィンランドの教員養成は修士課程で実施されており、ドイツやフランスでは修士号を付与してはいませんが、学部卒業後、インターンを含む2年間の専門教育を行っています。ヨーロッパの大学の教育学部は、ちょうど日本の医学部の6年モデルと似た自己完結型の専門家教育の学部で、卒業生は教師としての進路と地位を保障されます。かつての日本の師範学校を大学レベルにアップグレードしたもの、と考えればよいでしょう。ちなみに戦後日本の「大学における教員養成」は、「開放制」と「免許状主義」の名の下に、教師教育を師範学校の独占から解き放ち、免許状の定める所定の単位の履修要件を満たす「課程認定」によって一般大学における教員養成を可能にしたのでした。
アメリカには、教師教育を目的とする「教育学部」も、一般大学における「教員養成課程」もなく、学部教育において主専攻で教育学を履修した学生に初等教育の免許状、副専攻で教育学を履修した学生に主専攻の教科の中等教員の免許状を与えています。最初の赴任時には学部教育レベルの教師が多いのですが、5〜7年後に終身雇用契約を行うために修士号の取得が要求されています。アメリカでも今や教師の半数以上が修士号取得者であり、校長の4割近くは博士号取得者ないしは博士課程レベルの教育を受けた人たちです。
このように80年代以降、欧米諸国の教育改革の中心は「教職の専門職化」でした。教師の地位や待遇を医師や弁護士など他の専門職並に高め、教育と研修を高度化したのです。
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