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スーパーサイエンスハイスクール事業の取り組み
──次代を担う科学者を育て、地域のレベル向上に貢献する──
愛知県立岡崎高等学校

全国有数の進学校でもある愛知県立岡崎高等学校。
2002年に文部科学省が定めるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の初年度指定校となり、5年間の期間終了後に再指定を受けた。
このSSH事業の柱として、学校設定科目として全員が履修する「スーパーサイエンス授業」や大学や企業と連携して最先端の研究に触れる「特別課外活動」など、多彩な活動を展開している。
その内容や目指している方向について話をうかがった。
2002年に文部科学省が定めるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の初年度指定校となり、5年間の期間終了後に再指定を受けた。
このSSH事業の柱として、学校設定科目として全員が履修する「スーパーサイエンス授業」や大学や企業と連携して最先端の研究に触れる「特別課外活動」など、多彩な活動を展開している。
その内容や目指している方向について話をうかがった。
キーワード=スーパーサイエンスハイスクール、少数選抜、大学・企業との連携
科学への興味・関心を広げるスーパーサイエンス授業
岡崎高校のSSH事業の柱の一つである「スーパーサイエンス授業」。この授業は、学習指導要領を超えた範囲も含む学習を通じて、「科学的なものの見方を身に付け、創造性を育てる」ことを目標とする。3年間で5科目が設定され、それぞれ正規の1単位として認定される。2年生理系対象の「スーパー応用数学」と「科学英語」、3年生理系対象の「スーパー理学」に加え、文理選択前の1年生全員に向けても、「科学と社会」「科学プレゼンテーション」の2科目が設定されているのが、最大の特徴だ。
![図表[1]第2次岡崎高校スーパーサイエンスハイスクール事業構想](img/okazakikoukou_fig01.gif)
「科学と社会」は、重大なデータや情報、ときには人の生命や尊厳にも深く関わる科学者にこそ、高い倫理観や社会性が求められる、という観点から設定された。開講初年度となった07年度は、地球環境や資源、生命倫理などのテーマを選び、グループ発表やディベートを実施。08年度も、「科学的なものの見方、考え方」を中心テーマに、新聞記事に関するレポート作成、ディベートなどを予定している。
この授業は「現代社会」から1単位分を充当しており、担当教諭も現代社会の先生である。その1人、兼松正人先生は「一方的に講義するのでなく、生徒たち自身が調べて発表するという形なので、科学にあまり興味のない生徒も『友達が発表しているから』と関心を抱くようです」と指摘。また、同じく担当教諭の地福真紀子先生は「私自身も文系出身なので、どうしても従来の現代社会の授業では環境破壊など、科学技術の“影”の部分を強調してしまいがちでした。しかし、この授業では、“光”の部分も併せて見せられたのがよかった」と授業の意義を述べている。
一方、「科学プレゼンテーション」は、通常の「情報」の授業からもう一歩進めて、科学研究において不可欠な、情報収集やプレゼンテーションの能力を高めることを目指して設置された科目。こちらは「情報」から1単位を充てている。インターネットでの情報収集や表計算ソフトによるデータのまとめ方などを学び、最終的にはそれぞれが選んだテーマに基づいて、ホームページ作成やプレゼンテーションを行う。必ずしも科学的なテーマにこだわるわけではなく、どう情報を集め、発信するかということの方に重点を置いているという。
「文系の生徒にも、こうした力は今後必ず役に立つよ、という話をします。逆にスーパーサイエンス部の部員など、すでに他の場所でのプレゼンテーション経験がある生徒も、特に科学に興味があるわけではない他の生徒の前で話すことで、専門的な話を分かりやすく伝えるのがいかに難しいかということに改めて気づくようですね」。「情報」の教員として授業を担当する堀君枝先生はそう語る。
話をうかがった3人の先生を含め、1年生のスーパーサイエンス授業の科目を担当する教員は、必ずしも理科を専門としているわけではない。そのため、専門的な知識や解説が求められるときには、理科の専門教員がサポートに入る。例えば、「科学プレゼンテーション」で色覚バリアフリーの問題を扱ったときには、理科教員が授業に参加し、「色の見える原理」について説明を行った。「授業に用いる実験データなどについて、相談に行って教えていただくこともあります」(堀先生)という。
この授業は「現代社会」から1単位分を充当しており、担当教諭も現代社会の先生である。その1人、兼松正人先生は「一方的に講義するのでなく、生徒たち自身が調べて発表するという形なので、科学にあまり興味のない生徒も『友達が発表しているから』と関心を抱くようです」と指摘。また、同じく担当教諭の地福真紀子先生は「私自身も文系出身なので、どうしても従来の現代社会の授業では環境破壊など、科学技術の“影”の部分を強調してしまいがちでした。しかし、この授業では、“光”の部分も併せて見せられたのがよかった」と授業の意義を述べている。
一方、「科学プレゼンテーション」は、通常の「情報」の授業からもう一歩進めて、科学研究において不可欠な、情報収集やプレゼンテーションの能力を高めることを目指して設置された科目。こちらは「情報」から1単位を充てている。インターネットでの情報収集や表計算ソフトによるデータのまとめ方などを学び、最終的にはそれぞれが選んだテーマに基づいて、ホームページ作成やプレゼンテーションを行う。必ずしも科学的なテーマにこだわるわけではなく、どう情報を集め、発信するかということの方に重点を置いているという。
「文系の生徒にも、こうした力は今後必ず役に立つよ、という話をします。逆にスーパーサイエンス部の部員など、すでに他の場所でのプレゼンテーション経験がある生徒も、特に科学に興味があるわけではない他の生徒の前で話すことで、専門的な話を分かりやすく伝えるのがいかに難しいかということに改めて気づくようですね」。「情報」の教員として授業を担当する堀君枝先生はそう語る。
話をうかがった3人の先生を含め、1年生のスーパーサイエンス授業の科目を担当する教員は、必ずしも理科を専門としているわけではない。そのため、専門的な知識や解説が求められるときには、理科の専門教員がサポートに入る。例えば、「科学プレゼンテーション」で色覚バリアフリーの問題を扱ったときには、理科教員が授業に参加し、「色の見える原理」について説明を行った。「授業に用いる実験データなどについて、相談に行って教えていただくこともあります」(堀先生)という。
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