2005年6月に創刊した教育情報誌「BERD」(バード)は「つなぐ、研究と実践。生み出す、新しい教育。」を理念とし、毎号、1つのテーマについての研究者の論や実践での取り組みを紹介しています。読者の意見を情報誌作りやそれに付随する取り組みに活かすため、2005年度に引き続き2006年度も読者アンケートを実施しました。その結果を以下に示します。
2006年11月に自記式アンケートの郵送により調査を実施しました。調査時点での個人読者2,732名にアンケートを送付し、900通の回答を得ました(回収率32.9%)。 ちなみに回答者の勤務先は大学が32.9%で最多であり、高校が17.7%、中学校が12.0%、小学校が10.6%と続きます。
▼【図表1】情報誌『BERD』に対して、どのような印象をお持ちですか
満足度は4.13(5段階評価)で概ね満足されており、情報誌「BERD」についての印象でも「内容が信頼できる」4.23、「今後も続けて読みたい」4.41などの高い評価を得られました。 また、過半数(56.8%)の読者が「友人や同僚に紹介した」経験があり、他に「授業や講義に活用した」41.3%、「掲載者やその方の研究内容をもっと調べた」34.9%といったように、読むだけに留まらない活用をされています。 さらに、関心のあるテーマについて質問した結果、関心を持たれている上位5テーマは「学力問題」43.7%、「コミュニケーション、人間関係」40.3%、「教員養成」30.7%、「家族と教育、親子関係」28.8%、「意欲、動機付け、アスピレーション」26.1%でした。
▼【図表2】情報誌『BERD』をお読みになられて、どのようなことをされてみましたか
▼【図表3】テーマの中で、先生が最もご興味を持たれている/知りたいテーマは何ですか
BERD編集部では情報誌の発刊以外の取り組みも実施していきます。今回のアンケートでは若手研究者の育成を主な目的とし、2006年からスタートした「BERD特派員レポーター企画」について質問しました。 調査時点ではまだ「BERD特派員レポーター企画」の「若手研究者現地調査レポート」(7号以降で掲載)が掲載されていませんでしたが、「企画に興味を持たれましたか」44.6%、「企画に参画したいと思われましたか」16.9%でした。特に大学関係者に限ってみるとそれぞれ50.7%、28.7%であり、全体よりも高い興味・参加意向を持たれています。
以上のように、現時点で情報誌「BERD」の取り組みは読者の方々に概ね評価していただいています。さらに、「ベネッセが今後も教育研究に関する情報発信を続けていくことはよいことだと思う」が4.67(5段階評価)という評価も得ています。 しかし、研究と実践を「つなぎ」、新しい教育を「生み出す」ためには、より多くの教育に関心を持つ方々に読者となっていただき、情報誌発刊以外の取り組みも充実させていくことが必要だと考えます。
今後は情報誌の高い質を追求し、読者を増やす取り組みをしていくのと同時に、今回のアンケート結果やさらに詳細な調査を踏まえて、読者参加型の企画を考案していきます。
(BERD編集部)