特別企画

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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CASE3

長期的戦略に基づき
中学校・高校と一体運営

学校法人常翔学園(旧学校法人大阪工大摂南大学)

旧学校法人大阪工大摂南大学は、2022年の創立100周年に向けて
中・長期目標を策定し、その一環として、2008年4月に法人名を
「常翔学園」に改称した。学生・生徒、保護者、卒業生、教職員を
1つの家族としてとらえた「四位一体」を学園の経営理念に定め、
学園改革を積極的に推し進めている。

創立100周年に向け中・長期目標を策定

 2008年4月、学校法人大阪工大摂南大学は、学園改革の一環として、法人名を「常翔学園」に変更した。常翔学園は1922年の関西工学専修学校の創設によりスタートし、現在は大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学、および常翔学園高校(旧大阪工業大学高校)から成る。
 2006年10月、常翔学園は、2022年の創立100周年に向けて、「ユニバーサル社会を創造するプロフェッショナルな人材を輩出し社会評価を得ることでリーディングポジションを獲得する」という長期目標を発表した。社会のユニバーサル化に伴う能力主義が進展する中、「語学力」「コミュニケーション能力」「柔軟性」「専門分野の知識」「飽くなき向上心」を兼ね備える人材を育成すること、大学ならびに卒業生に対する社会的評価を全国トップクラスに引き上げることを目標とする。
 その達成に向け、具体的な数値目標を定めた。重視するのは、計画当時2万1000人だった学園全体の学生・生徒数を2万5000人に増員すること。そのためには学生・生徒を引き付ける「他にはない強み」が必要となる。そこで、卒業生の中堅・大企業への就職率を2007年の54%から75%に引き上げることを目標に掲げる。坂口正雄理事長は「決して中小企業を軽視するわけではないが、この数字が社会的に重要な評価基準になるのは確か」と話す。社会での卒業生の活躍により、学園のグループ校への入学希望者が増えるという好循環の構築をめざす。
 同様に、学部学科別に個別目標を設定し、資格取得率の向上も重視する。2008年の薬剤師国家試験の大学別合格率では、広島国際大学薬学部が全国1位(94.2%)、摂南大学薬学部が全国3位(91.2%)という高い数値を誇る。これらをさらに引き上げ、薬剤師、看護師や診療放射線技師等の資格試験は合格率100%をめざすなど、目標は高い。グループ内の高校からの国公立・難関私立大学への合格者数は、2007年の80人から2022年には500人へと実績を上げることも目標に掲げる。

図

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