実践!初年次教育講座

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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Case Study 比治山大学

教養教育に組み込んだプログラムで
学習スキル向上と動機付けを図る

比治山大学は、2004年度に初年次教育として「スタディスキルズ」を導入した。
少人数教育で着実に成果を上げる一方、5年間の実績を基に
4年間の連続性を重視したプログラムへと進化させようとしている。[取材/濱名氏]

1年間の検討期間を経て トップダウンで導入

 (学)比治山学園は、1966年度に比治山女子短大を、1994年度に4年制女子大の比治山大学をそれぞれ設置し、1998年度に両校を共学化した。比治山大学学長の高橋超氏によると、一連の改編に伴い、初年次教育の必要性を痛感するようになったという。学生の学力が二極化して「ふたこぶ型」が顕著になり、特に「読む・書く・聞く・話す」を基礎とする学習スキルを欠いた学生が増えたためだ。短大に比べ4年制大学には、第1志望ではない入学者が多く、目標の定まらない学生が増えたことにも、危機感を募らせた。
 1998年度に1年次の必修科目として「基礎ゼミ」を開設し、大学に適応させる指導を行った。しかし、学習スキルに的を絞った内容ではなく、担当教員によって教える内容が異なるなど、不十分なものだった。
 そこで、2003年度に各学科の代表教員を集めてスタディスキルズ検討委員会を組織し、国内外の大学の事例を参考に、1年をかけて初年次教育のプログラムを検討。2004年度、1年次に「スタディスキルズⅠ・Ⅱ」(各1単位)を短大と共通の科目として開講し、初年次教育として明確に位置付けた。検討から開講まで、迅速性を重視し、学長からのトップダウンの指示で決定したという。こうして、比治山大学の初年次教育が本格的に始まった。


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