第4回 学習基本調査 ハイライト&関連情報
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調査結果ハイライト

Benesse教育研究開発センターの「第4回 学習基本調査・国内調査」は、1990年よりほぼ5年ごとに小学5年生・中学2年生・高校2年生を対象として、学習に関する意識・実態の時系列での変化を検証しようとするものです。質問項目の多くは、小学生・中学生・高校生で共通としているため、学校段階による違いをみることも可能です。

 

速報版(2006年12月発表)では小学生・中学生・高校生の全体平均を時系列で比較したものが中心でしたが、今回の報告書では性別・成績の自己評価別などの詳細な分析を行い、それぞれ「小学生版」「中学生版」「高校生版」と学校段階別に分けて刊行しています。
ここでは、小学生・中学生・高校生それぞれの学校段階で特徴的なデータをいくつかご紹介します。

■ 「小学生版」ハイライト  ■ 「中学生版」ハイライト  ■ 「高校生版」ハイライト

「小学生版」ハイライト

 授業をまじめに受けている小学生が増加

本調査では授業の受け方について、子どもの意識をたずねています。結果をみると、「黒板に書かれていなくても、先生の話で大切なことはノートに書く」「授業でわからないことは、あとで先生に質問する」などの回答比率が増加しています。一方、「マンガをかいたり、文房具で遊ぶ」「近くの人とおしゃべりをする」などが減少しています。授業中の逸脱行為は少なくなり、全体的に授業をまじめに受けている様子です(表2−1−3、報告書26ページ)。

▼<表2−1−3 授業の受け方(時系列)>

図

注1)数値は「よくある」と「時々ある」の合計。
注2) ― は該当項目なし。
注3)( )はサンプル数。

しかし、成績の自己評価別にみた授業の受け方の結果をみると(表2−1−5、報告書27ページ)、成績上位層と下位層では傾向が異なっています。
「授業の内容が簡単すぎると思う」「黒板に書かれていなくても、先生の話で大切なことはノートに書く」「テストで間違えるとくやしいと思う」「黒板に書かれたことを、きちんとノートに書く」などは、成績上位層のほうが下位層より回答比率が高くなっています。このことは、上位層の授業態度がまじめであることを示しています。
一方、成績下位層が上位層より回答比率が高いのは「授業の内容が難しいと思う」「ぼうっと他のことを考えている」「近くの人とおしゃべりをする」などです。下位層が授業の内容を難しく感じ、授業に集中していない傾向がうかがえます。

▼<表2−1−5 授業の受け方(成績の自己評価別)>

図

注1)数値は「よくある」と「時々ある」の合計。
注2) ≪≫は10ポイント以上、<>は5ポイント以上差があるもの。
注3)( )はサンプル数。

 理数系教科が好きな小学生が多く、授業の理解度も高まっている

教科の好き嫌いについてみて見ましょう。「算数」が「好き」の回答比率は大幅に増加しています。また、国算社理の4教科のうち、「好き」の回答比率の高さの順位を見ると、「理科」が7割弱でもっとも高く、「算数」は2位で6割程度となっています(図2−1−1、報告書21ページ)。

▼<図2−1−1 好きな教科(時系列)>

図

注1)数値は「とても好き」と「まあ好き」の合計。
注2)※は第1回・第2回に該当項目なし。第3回は「やっていない」を除いて集計している。
注3)サンプル数は第1回2,578名、第2回2,665名、第3回2,402名、第4回2,726名。

また授業の理解度は第1回(1990年)と比べて、「わかっている」の回答比率が全般的に増加しています。「算数」は11.5ポイントと、もっとも増加幅が大きくなっています。また「理科」はもともと理解度がもっとも高かったのですが、今回さらに6.5ポイント増加しています(図2−1−2、報告書24ページ)。

▼<図2−1−2 授業の理解度(時系列)>

図

注1)数値は「ほとんどわかっている」と「だいたいわかっている」の合計。
注2)サンプル数は第1回2,578名、第2回2,665名、第3回2,402名、第4回2,726名。

なお、本調査では、学習上の悩みに関する質問項目を小学生・中学生・高校生共通で設けています。調査結果から、小学生は中学生・高校生に比べて悩みが少ないという傾向が見られ、さらに経年でみると減少する項目も多くみられました。特に「わかりやすい授業にしてほしい」という項目では、第1回調査(1990年)から今回にかけて、小学生で43.6%→33.3%、中学生で42.2%→51.3%、高校生で34.3%→51.2%と、小学生で減少・中高生で増加という結果がみられました。グラフや結果の詳細は報告書に掲載しています。本サイトでもご覧いただけます。

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調査・研究データ