第4回学習基本調査・学力実態調査
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 第5節 小学算数 リテラシー問題でのクロス分析



1.図形の求積での分析

 小学算数の大問[2]・[3]の数学的リテラシー問題はOECDの「生徒の学習到達度調査(PISA)」の問題およびそのフレームワークを参考にした。具体的には既習の教科の知識・理解・技能を用いる問題を織り交ぜながら、これらを活用する力を測る問題とした。

 ここでは大問[3]Cパターンの(1)(以下、大問[3]C1)と大問[3]Cパターンの(2)(イ)(以下、大問[3]C2-イ)を取りあげて分析を行う。大問[3]C1は面積を計算する過程を説明しつつ答える問題であり、「思考のプロセスが適切かつ、正確に計算できるか」を問うた。他方、大問[3]C2-イは与えられた条件にそって答える問題で、「題意にそって考え、計算できるか」を問うた。つまり、「計算すること」をベースとしながら、「プロセスが説明できるか」「題意にそって考えられるか」が、学習行動・意識とどのような関係にあるのかについて検討する。


2.分析方法

 算数の総受験者数は2,422名で、そのうち大問[3]Cの受験者は795名である。先に述べたように、このうち大問[3]C1と大問[3]C2-イについて分析を行う。

 表2-5-1(1)(2)で大問[3]C1と大問C2-イの解答分類構成比を示した。まず大問[3]C1では「1.それぞれの辺の長さを求めて計算」「2.構成する正方形の面積の和を計算」「3.その他」を合わせた「(1)正答」と、「8.考え方は正しいが、計算ミス」「B.面積の計算方法の間違い」を合わせた「(2)計算ミス」、「A.求める図形を正方形と誤認」「C.大、中のタイルの辺の長さを出せていない」「D.それ以外の誤り」を「(3)その他誤答」、そして「F.無答」を「(4)無答」として、4つの解答パターンに分け、以降で「(1)正答」と「(2)計算ミス」での学習行動の違いを中心に分析する。

 つづいて大問[3]C2-イでは「1.大5枚・中4枚・小7枚(合計16枚)の組み合わせ」を「(1)正答」、「A.大3枚・中8枚・小6枚(合計17枚)の組み合わせ」「B.大3枚・中6枚・小9枚(合計18枚)の組み合わせ」を「(2)条件ミス」、「C.それ以外の組み合わせ」を「(3)その他誤答」、「F.無答」を「(4)無答」として、4つの解答パターンに分け、以降で「(1)正答」と「(2)条件ミス」での学習行動の違いを中心に分析する。なお大問[3]C2-イでは設問文に「3種類のタイルを、それぞれ1まい以上使って、タイルの合計まい数をできるだけ少なくする」という条件が示されているが、(2)(ア)を手がかりにして大のタイルをなるべく多く使った組み合わせが合計枚数が少なくなることに気づくかが解答上のポイントであった(第2章参照)。


表2-5-1(1) 大問[3]C1の解答分類構成比
表2-5-1(2) 大問[3]C2-イの解答分類構成比
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