終章 今後の展望と子どもの学力を高める提言10か条
子どもの学力を高める提言10か条
それでは最後に、本研究で明らかになった調査結果を整理して、子どもの学力を高めるための教育のあり方について実践的な知恵を提供するために「提言10か条」を作成したので紹介しておきたい。
この10か条がすべての学年、そして全ての学級や教科で実践できるように各学校の研究が推進されることを願っている。
学力を高める提言10か条
- 子どもの教科学力の向上には、家庭学習力の向上が大切である。
- 特に子どもの応用(活用)型学力を向上させるためには、家庭学習の充実が大切である。
- 子どもの宿題への取り組みにおいては、基礎的な反復ドリルだけでなく、応用的・探究的な課題も合わせて行わせることが教科学力の向上につながる。
- 子どもの家庭学習においては、授業の予習や復習にしっかりと取り組ませるための働きか
けが大切である。
- 子どもに家庭学習を行わせる際には、上記の(3)と(4)に加えて、生活習慣の確立に関わる課題や、社会的実践力の育成に関わる課題等、多様な課題に取り組ませることが教科学力の向上につながる。
- 子どもに宿題を課すときには、「計画的に見通しを持って出す」「めあてや評価のあり方を示す」「まとまった量を出す(とくに小5生)」「子どものやる気を引き出す課題を出す」「授業の中で活かす」という諸点に配慮することが大切である。
- 子どもの家庭学習においては、宿題をさせるだけでなく、宿題以外の自主的学習に取り組ませることが、授業の理解度と教科学力の向上につながる。
- 子どもの教科学力の向上のためには、教師は、家庭学習と連動させた授業展開を工夫するとともに、子どもの家庭学習充実に関する総合的な取り組みを行うことが必要不可欠である。
- 子どもの教科学力の向上のためには、教師による家庭学習習慣化への取り組みとともに、保護者と連携して子どもの家庭学習を多面的に豊かに支援することが大切である。
- 校長は、教師の家庭学習指導力や保護者の家庭学習支援力を高めるために、家庭学習充実に向けたリーダーシップを発揮することが大切である。
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