「生きる力」を育むための新しい学習活動を考える
─児童・生徒の成長の姿を通して─

「生きる力」を育む「鳥居本ヒューマンゼミナール」の取り組み

滋賀県彦根市立鳥居本中学校 教諭 久保田 重幸


T はじめに

 「生きる力」を育むには、細分化された教科等を中心とした学習だけでは必ずしも十分ではない。各教科で学んだ内容が断片的なままで、生活の中に十分に生かされていなかったりという不都合が起きつつある。そこで、新教育課程ではこれらの点を改善するために、「総合的な学習の時間」(以下総合的な学習)が創設されることとなった。総合的な学習では、これまでの分化された指導では扱いにくかった総合的・横断的な学習内容を積極的に取り入れ、知の総合化・生活化をめざすものである。また、その具体的な指導内容や指導方法などについては限定されず、学校の特色が発揮されるよう配慮された点もこれまでの学習と大きく異なっている。
 本校でもこれらの状況をふまえ、平成11年度より総合的な学習を「鳥居本ヒューマンゼミナールT、U」(以下「ヒューゼミT」「ヒューゼミU」とする)と名付け研究を推進してきた。以下にその内容について示したい。

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