第2節 おこづかい
おこづかいは中1生で最も厳格に決まっている。お金の管理については、しっかりと管理しているのが多数派である。使い道では、学年が上がるほど欲しいものが増え、幅広い消費財にお金を使っている様子がうかがえる。
最もおこづかいの金額が決まっている中1生
本節では、お金に関する項目をみてみよう。
まず、おこづかいの金額が決まっているかどうかをみる(図1-2-1)※。「決まっている」は、小4生の38.9%から中1生の54.5%まで徐々に上昇し、おこづかいが決まっていく様子がうかがえる。しかし、その後は徐々に減り、高2生で45.3%になる。中2生以降は、なんとなく額がルーズになったり、それ以外のお金を与えてしまったりすることが増えるということかもしれない。
まず、おこづかいの金額が決まっているかどうかをみる(図1-2-1)※。「決まっている」は、小4生の38.9%から中1生の54.5%まで徐々に上昇し、おこづかいが決まっていく様子がうかがえる。しかし、その後は徐々に減り、高2生で45.3%になる。中2生以降は、なんとなく額がルーズになったり、それ以外のお金を与えてしまったりすることが増えるということかもしれない。
■図1-2-1 おこづかい金額の決定の有無(学年別)

おこづかいに性差、地域差、成績・高校偏差値層差
さらに、学校段階ごとに、性別、地域別、成績(小・中学生)・偏差値層(高校生)別にみたものが図1-2-2である。これによると、すべての学校段階で、女子より男子でおこづかいの金額が「決まっている」ケースが多い。また、地域別では、郡部に「決まっていない」ケースが多い。成績別では、小学生では大きな差異はみられないものの、中学生では成績上位層のほうが「決まっている」ケースが多く、高校でも偏差値層が高いほど「決まっている」ケースが多い。
ジェンダーや、地域、成績・高校偏差値層に応じたおこづかいに関する文化の差が明らかにあり、興味深い。
ジェンダーや、地域、成績・高校偏差値層に応じたおこづかいに関する文化の差が明らかにあり、興味深い。
■図1-2-2 おこづかい金額の決定の有無(性別、地域別、成績・高校偏差値層別)

注)成績(小・中学生)は、国語・算数(数学)・理科・社会・英語(中学生)の自己評価の合計点によって3区分した
※ このおこづかいの設問については、「無回答・不明」の多かった高校を学校単位で分析対象から除外している。この設問では、「もらっていない」という選択肢を設けなかったため、「決まっていない」と回答したケースを中心に、「あなたは家の人からおこづかいなどで月にいくらくらいもらっていますか」という次の設問で、「0円」と回答したケースが5〜10%みられる。
