第1回子ども生活実態基本調査報告書
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第3節 メディアとの接触

1. パソコンの利用(1)

子どもたちの4割以上が「週に1日以上」パソコンを利用している。ただし、利用しても、「週に1〜2日」が多い。パソコンを使う場合、家での利用が学校よりも多い。家での利用が多いのは中学生で、学校での利用が多いのは高校生である。

家での利用と学校での利用

 パソコンは、今や日常生活に欠かせないものとなっている。IT化は、着実に浸透している。これは、おとなにとっては当然のことであるが、子どもたちのメディアへの接触状況はよくわかっていない。
 そこで、子どもたちが、1週間にどれくらいパソコンを使っているのか、家と学校のそれぞれについて質問した。学校段階別に、家でのパソコン利用の結果を示したものが図1-3-1である。まず、「家にはない」の回答から、小・中・高校生とも、8割近くの家庭にはパソコンがあることがわかる。利用頻度については、「ほとんど使わない」が最も多いが、「週に1〜2日」利用する回答も多い。この結果から、4割以上の子どもたちが「週に1日以上」はパソコンを利用していることがわかる。中学生は家でパソコンを利用している割合が高い。
 学校でのパソコン利用の結果が、図1-3-2である。小・中・高校生とも「ほとんど使わない」が最も多い。家での結果と比べても利用頻度は低い。利用する場合、「週に1〜2日」が圧倒的に多く、学校ではあまり活用されていない。「週に1日以上」利用している割合をみると、高校生に多い。「情報」関係の授業などで、パソコンに触る機会があるということだろうか。
■図1-3-1 家でのパソコン利用(学校段階別)
図1-3-1 家でのパソコン利用(学校段階別)
■図1-3-2 学校でのパソコン利用(学校段階別)
図1-3-2 学校でのパソコン利用(学校段階別)

地域別と成績・高校偏差値層による差

 「週に1日以上」パソコンを利用する割合が、地域や成績(小・中学生)・偏差値層(高校生)によって違うのか、学校段階別にみていこう。
  表1-3-1は、地域別にみた結果である。家での利用は、小学生では大都市と中都市に多い。中学生では差はない。高校生では大都市に多い。学校での利用は、小学生では中都市に多い。中・高生では郡部に多い。家で利用する割合や、学校で利用する割合には、地域によって差がみられる。
  表1-3-2は、成績(小・中学生)・偏差値層(高校生)別にみた結果である。家での利用は、小学生では、成績上位層に多い。中学生では、上位・中位層に多い。高校生では、進学校に多い。成績が高い層は家でパソコンを利用している。学校での利用は、小・中学生では大きな差はない。高校生では、進路多様校と進学校に多い。家でのパソコン利用については、成績との関係がみられるが、学校での利用では高校生を除いて差はみられない。
■表1-3-1 家と学校でのパソコン利用(学校段階別、地域別)
表1-3-1 家と学校でのパソコン利用(学校段階別、地域別)
■表1-3-2 家と学校でのパソコン利用(学校段階別、成績・高校偏差値層別)
表1-3-2 家と学校でのパソコン利用(学校段階別、成績・高校偏差値層別)

注)成績(小・中学生)は、国語・算数(数学)・理科・社会・英語(中学生)の自己評価の合計点によって3区分した

*この節の項目の高校について、「無回答・不明」の多い学校は、学校ごと対象から外している。
※「週に1日以上」=「週に1〜2日」+「週に3〜4日」+「週に5日以上」

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