第1回子ども生活実態基本調査報告書
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本報告書の要約

第1章 毎日の生活の様子

 第1節 日ごろの生活

1 .生活時間(起床時刻・就寝時刻・睡眠時間)
 「12時30ごろ以降」に就寝する割合は、小学生4.1%、中学生26.8%、高校生 44.1%で、とくに学習塾や予備校に通う子どもでその割合が高い。高校生は起床時 刻が早く、中学生は遅い傾向にある。高校生の2人に1人の睡眠時間は「6時間 以内」であり、長時間学習している高校生は睡眠時間が少ない傾向もみられる(図1−1−1〜3)
2.生活時間(テレビ・ビデオ(DVD)の視聴時間、テレビゲーム時間)
 テレビ・ビデオ(DVD)を「3時間以上」見ている割合は、小学生23.9%、中学生28.8%、高校生16.7%で、中学生に多い。 中・高生ではテレビの視聴時間と成績・高校偏差値層に関連がみられる。 テレビゲームを長時間しているのは、中学生男子に多い(図1−1−4・5 、表1−1−1)
3.学習時間(家での学習時間)
 平日・休日とも家で学習をしない子どもたちは、学校段階が上がるにつれて増える。 その一方で、平日・休日とも「1時間30分くらい以上」学習する子どもたちも、学校段階が上がるにつれて増えている。 学習を「する」者と「しない」者との二極化が進んでいる。学習時間が少ないのは、女子よりも男子である。 また、成績・高校偏差値層による差も大きく、学習時間は子どもたちの受験へのかかわ り方とも大きく関係している(図1−1−6、表1−1−2〜6)
4.学習時間(家や学校以外での学習時間)
 「学習塾や予備校に行っている」「通信教育を受けている」などの学校以外の学習活動を聞いたところ、 それらへの中学生の通塾・行動率は高い。「学習塾や予備校に行っている」のは、大都市、成績上位層、 高校偏差値層の進学校生徒に多い。塾通いはおおむね週に1〜2日程度である。 1 回の授業時間は、2 時間程度が多い(図1−1−7、表1−1−7〜10)
5.放課後の生活(平日の放課後の過ごし方)
 小学生が「よく遊ぶ」場所は、「自分の家」「公園や広場など」「友だちの家」。 小学生と比べ中・高生では「学校の教室」「ゲームセンターやカラオケ」「本屋やビデオ屋」で 遊ぶ割合が多くなる(図1−1−8)
6.放課後の生活(ふだんすること)
 小・中・高校生ともに「マンガや雑誌を読む」や「テレビのニュース番組を見る」ことが 「よくある」+「ときどきある」割合は7〜8割台。「体を使って遊ぶ(スポーツなど)」や 「家の手伝いをする」などは学校段階が上がるにつれて減少する。「本(マンガや雑誌以外)を読む」割合は どの学校段階でも5割台(図1−1−12)
7.経験していること
 現代の子どもたちの生活、文化、社会経験は、女子のほうが多いものの、全体的にそれなりに豊富である。 経験の内容によっては、地域や親との関係で経験に差がみられるものもある。 総じて、経験したことの数が多いほど、成績がよく、社会への関心が高く、自らの将来についての イメージも明確である(図1−1−13、表1−1−13〜15)
8.部活動・アルバイト
 中学生も高校生も、週の大半、1 回2時間〜2時間半程度と、かなり熱心に部活動を行っている。 また、高校生の8割がアルバイト未経験者で、多くはなかった。 しかし、大都市では気軽にアルバイトを経験する傾向がある(表1−1−18、図1−1−15)

 第2節 おこづかい

 おこづかいは中1生で最も厳格に決まっている。お金の管理については、しっかりと管理しているのが多数派である。 使い道では、学年が上がるほど欲しいものが増え、幅広い消費財にお金を使っている様子がうかがえる(図1−2−1〜4)

 第3節 メディアとの接触

1.パソコンの利用(1)
 子どもたちの4割以上が「週に1日以上」パソコンを利用している。 ただし、利用しても、「週に1〜2日」が多い。パソコンを使う場合、家での利用が学校よりも多い。 家での利用が多いのは中学生で、学校での利用が多いのは高校生である(図1−3−1・2 )
2.パソコンの利用(2)
 パソコンの利用内容は、学校段階によって、違いがある。小学生は「ゲーム」を中心とした使い方をする。 中・高生は「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」ことを中心とした使い方をする。 パソコンについては、どの学校段階においても、「パソコンをもっと使いこなせるようになりたい」 「パソコンを使うのが楽しい」という回答が多い(図1−3−3・4 )
3.携帯電話の利用(1)
 携帯所有率は、学年が上がるにつれて、その割合も増える。とくに高校生では9割以上が所有している。 どの学校段階においても、男子よりも女子の所有率が高い。また、小・中学生では、中都市・郡部と比べて、大都市の所有率が高い。 1 日に携帯電話を使ってすることは、小学生は「家族にかける電話」が多く、 中・高生は「友だちに送るメール」が多い(図1−3−5・6 、表1−3−3・4 )
4.携帯電話の利用(2)
 携帯所有者に、携帯電話について思うこと、あてはまることをたずねると、どの学校段階においても、 「携帯電話がないと今の生活が不便になると思う」「携帯電話を使うのが楽しい」と感じている。 中・高生では、「何もすることがなくなると、すぐに携帯電話を見てしまう」「電話やメールがこないとさみしくなる」 といった回答が多くなる。携帯電話が生活に浸透している結果であると同時に、 携帯電話に依存した生活が強くなっていると解釈することもできる(図1−3−7)
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