第3回子育て生活基本調査(幼児版)

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第1部 全体の調査結果/第3章 子どもの日ごろの生活習慣

第1節 自分一人でできること

日常の生活習慣を早く習得して独り立ちしてほしいという母親の願い。規則正しい起床・就寝、遊んだあとの片づけなど、なかなか一人でできるようにならず母親を悩ませている様子である。そこには現代社会という環境も影響している。

幼児を育てる母親の子育て生活の日常は、歯磨き、トイレ、衣服の着脱などの基本的な生活習慣のしつけから、あいさつのしかたや公共の場でのマナーなどの社会的行動のしつけまで、さまざまなしつけ行為の連続である。それらの積み重ねが子どもの人間形成の基本ともなると思えば手を抜けない。「親の背中を見て子どもは育つもの」だから、細かいしつけにはこだわらないと割り切れるのはもう少し大きい子どもの場合であろう。幼児期にはこまごまとしたもっとも基本的な生活習慣のしつけを、忍耐強く行う必要がある。

日ごろの子どもの様子や生活習慣の状況を12項目設定した。起床・就寝、トイレでの排泄・あとしまつ、歯磨きの習慣、お風呂でのからだ洗い、食事をぎょうぎよく食べること、衣服の着脱などの、基本的生活習慣にはじまって、テレビや遊ぶ時間などの約束を守ること、遊んだあとの片づけなどの自律的行動、そしてまわりの人へのあいさつや公共の場で騒がないことなどの対人、対社会のマナーなどである。これらをどの程度、一人でできるようになっているのだろうか。「完全に一人でできる」「だいたい一人でできる」「あまり一人ではできない」「まったく一人ではできない」の4段階の選択肢を用意して質問した。

◆自立度に差

図1−3−1はその結果を「完全に一人でできる」の多い順にならべたものである。基本的生活習慣でもかなり差が大きいことがわかる。上位2項目すなわち「衣服を脱いだり着たりすること」「トイレでの排泄や、そのあとしまつ」は6割以上の子どもが6歳までにだいたい一人でできるようになっている。子どもの年齢別にみた図1−3−2からもわかるように、この上位2項目の行為は、3歳から6歳の間に急速に独り立ちが可能となっていく。3歳には22.8%だったものが6歳には83.3%が完全に一人で衣服を脱いだり着たりできる、と母親は感じている。

図1-3-1 日ごろの生活習慣
図1-3-2 日ごろの生活習慣(首都圏全体・子どもの年齢別)
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