第1回 小学校英語に関する基本調査(保護者調査)
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第5章 保護者自身の様子


 1.保護者の英語とのかかわり

保護者自身の英語とのかかわりをたずねたところ、英語が「好き」と回答した保護者は4割程度、英語を使うことに「自信がある」と回答したのは約1割だった。また、自分が受けてきた学校の英語教育が「役に立った」という回答は2割弱、今までに英語で苦労したことが「あった」という回答は6割弱だった。

 Q. あなたご自身のことについてうかがいます。

図5-1-1 保護者の英語とのかかわり@(n=4,718)
図5-1-2 保護者の英語とのかかわりA(n=4,718)
図5-1-3 保護者の英語とのかかわりB(n=4,718)
図5-1-4 保護者の英語とのかかわりC(n=4,718)
 一般の公立小学校で本格的に英語教育(活動)を行うことが可能になったのは、2002年から実施された学習指導要領になり、「総合的な学習の時間」等を利用し、国際理解に関する学習の一環として取り組めるようになってからである。そのため、一部の私立小学校や公立の研究開発学校に通っていたという場合を除けば、ほとんどの保護者は、小学校で英語教育を受けた経験はもっていない。もちろん、個別には、小学生の時に学校外で英語学習を行っていた場合もあるだろうが、公教育では中学校になってはじめて英語に接している場合が大半だと考えられる。
 では、こうした教育環境を経てきた現在の小学生の保護者は、自分自身と英語とのかかわりについて、どのようにとらえているのだろうか。そこで、英語が好きか、英語を使うことに自信があるか、自分が受けてきた学校の英語教育は役に立ったと思うか、英語で苦労したことがあるか、の4点に絞ってたずねた。

 はじめに、「(1)あなたは、英語が好きですか」について、「好き(とても+まあ)」と回答したのは43.6%であった(図5-1-1)。一方、「(2)あなたは、英語を使うことに自信がありますか」に、「自信がある(とても+まあ)」と回答したのはわずか9.6%であった(図5-1-2)。自己評価であるため、必ずしも英語力そのものを示すものではないが、約9割の保護者が自分の英語力には自信がないことがわかる。「(3)あなたが受けてきた学校の英語教育は役に立ったと思いますか」については、「役に立った(とても+まあ)」という回答は18.1%と、2割に満たない(図5-1-3)。逆にいえば、8割の保護者は自分が受けてきた学校の英語教育が役に立たなかったと感じている。最後に、「(4)あなたは、今まで英語で苦労したことがありますか」について「あった(とても+まあ)」と回答した割合をみると56.2%となっており、「なかった(あまり+まったく)」の42.0%よりも多かった(図5-1-4)。このように、英語が好きかどうかや、苦労した経験があるかどうかについては、完全な二分とはいえないまでも、どちらの層の保護者とも存在している。しかし、英語に対する自信があるかどうかや、学校の英語教育が役に立ったと思っているかどうかについては、かなりの偏りがみられることがわかった。
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