Benesse 教育研究開発センター
Pick UP 教育データ 第6回 大学生が考える専門領域に重要な能力・態度
BERD教育情報通信 教育リポート
  PAGE 1/1
Pick UP教育データ

ベネッセがこれまでに行なってきた様々な調査・研究データのなかから
編集部おすすめの情報をセレクトしてご紹介します(随時追加予定)

第6回

大学生が考える専門領域に重要な能力・態度

大学に進み、専門領域の入り口に立った大学生は、どのような能力や態度が重要だと思うのでしょうか。将来、必要となる力は、それまでの学習過程に関わる先生や保護者にとっても関心のあることだと思います。前回に続き、大学生に進路選択について振り返ってもらった調査結果から興味深いデータを紹介します。

 専門領域に重要な能力・態度のトップは「自分の考えをわかりやすく説明すること」

全国の4年制大学に通う大学生を対象に実施した「進路選択に関する振返り調査」(経済産業省委託調査、2005年)によると、

大学生が専門領域に重要な能力・態度として「とても重要」と考える割合が高いのは、

「自分の考えをわかりやすく説明すること」(72.1%)

「わからないことを納得できるまで追究すること」(67.8%)

「筋道立てて論理的に考えること」(66.8%)

となっています。

▼専門領域に重要な能力・態度

図
出典:経済産業省委託調査 進路選択に関する振返り調査(2005年)ベネッセコーポレーション

このような能力や態度は、大学の専門領域だけでなく、社会で出て職業生活を送る上でも重要です。

また、詳細なグラフは省略しますが、文系と理系の大学生で「とても重要」の割合が10ポイント以上、差があった項目は以下の通りです。

文系で「とても重要」が多い項目
 
文系
理系
自分の考えを文章で表現すること
→
71.4%
47.2%
幅広い知識や教養を身につけること
→
63.8%
50.2%
語学力を身につけること
→
44.4%
31.7%

 

理系で「とても重要」が多い項目
   
文系
理系
わからないことを納得できるまで追究すること
→
57.1%
77.1%
地道な作業を続けること
→
46.2%
61.1%
他人と協力しながら研究や作業を進めること
→
33.4%
64.1%
数字やデータを根拠に物事を考えること
→
20.5%
63.2%
他人が思いつかないアイデアを出すこと
→
25.6%
40.1%

こうした文系と理系の大学生で「とても重要」と考える割合が大きく異なる項目は、それぞれの専門領域の特性をよく表しています。また、こうした専門領域で求められる能力・態度を見極めることが、子どもの進路を考える上で重要と思われます。

 こんなデータも

この調査報告書では、ここで紹介した項目について、さらに性別や学部系統別に詳細な傾向を見ています。また、「大学や学部・学科についての満足度」や「大学生活の実態」など、大学における学習状況や生活についても分析しています。
こちらをクリック!

経済産業省委託調査 進路選択に関する振返り調査
  PAGE 1/1
バックナンバーへ BERD教育リポートトップ