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「いじめ」をはじめ子どもたちの間で日々起きているトラブルに、学校現場ではどのように対応しているのだろうか。
薄緑色のカーテンから木漏れ日が入るその部屋には毎日のように生徒たちが訪れる。いじめに苦しんでいる子、不登校だったがようやく学校の門だけはくぐれるようになった子、親への不満を抱えている子など、その背景は様々だが、新谷隆司先生はいつも快く迎え入れる。横浜市が独自に設けている生徒指導専任教諭で、この「相談室」を中心に他の先生とチームを組みながら不安を抱える子どもたちと向き合っている。
2005年、同校に赴任した。授業が始まっても教室に入らない生徒が廊下をうろつき、保健室は「教室に入れない」生徒であふれかえっていた。原因の一つが「いじめ」であることは容易に見当がついたが、解決には加害者である「教室に入る意欲のない」生徒たちに学校や教師への信頼を取り戻す必要があった。
「すべての子にとって教室を不安のない場所にするために何とかしたい」
当初は3年の学級担任だったが、同じ思いだった間邉光夫校長から生徒指導の経験を買われて、専任教諭となるよう依頼された。新谷先生を中心に複数の教職員で役割分担する「特別支援チーム」が立ち上がった。
各担任が問題を抱えている生徒をピックアップし、各ケースに応じて指導・対応方針をたてる。いじめなど複数の当事者が関与するトラブルでは、それぞれの生徒を、別々の教職員が担当する。多様な教職員の視点が入るのも利点の一つ。
「目の前にいる一人の子に何ができるのかを考える」
チームが共有すべき合言葉だ。
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