二瓶 健次 先生

総合監修:二瓶 健次 先生

各専門分野の先生の紹介

病気の時の食事

Yahoo!ブックマークに登録ヤフー このエントリーをはてなブックマークに追加 はてな
病気のときの食事・母乳・離乳食

吐いたりして水分がとれないときはすぐ受診。食事は様子を見ながら

 発熱や嘔吐、下痢などのときは、水分がとれているかどうかがとても重要です。
水分がとれていれば、数回食事の量が減ったりとれなかったりしても、それほど心配はありません。
ただし、吐き気のあるときは、水分でも刺激になってしまうので、吐いた後30分くらい時間をあけて、ひとさじから与えるようにしましょう。
それでも水分がとれないときは脱水症状が心配なので受診してください。

食べやすいもので胃にやさしいものを選ぶ

体調が悪いとき、下痢をしているときは、基本的に消化のよいもの、刺激の少ないものが適しています。
のどが痛いときには固いものや酸味のあるものを嫌がります。
アイスやヨーグルトなどの甘いものも、カロリーが高いので病気のときには栄養補給になりますがクセにならないように注意してください。

母乳・ミルクは栄養価が高いので、飲めるようなら与えます。始めはミルクや牛乳を薄めのものを与えます。
嘔吐や下痢のあるときなどはミルクは刺激になることがあるので少し薄めて与えましょう。
離乳食は一段階前に戻すと胃腸などへの負担を軽減できます。

薬が飲めないときは主治医に相談を

 まったく食事がとれていなくて薬を飲ませることができない、飲んでも吐いてしまうようなときは、主治医に相談を。薬によっては無理して飲ませなくてもよいものもありますので、座薬や注射など、ほかの方法を考えることもあります。脱水の改善のために子どもでは点滴をすることが多いです。
※薬の種類によってはどうしても飲まなければならないものもあります。主治医にご相談下さい。

二瓶 健次 先生

プロフィール


二瓶健次

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター神経内科医長 、2006年から、東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部勤務。 小児神経学、発達神経学が専門。