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人見知り

子どもの人見知り、こんなふうに対処しました

涙が出るくらい辛かったけど・・・。振り返れば確実に成長しているわが子を信じています。

K.Aさん Yくん (体験談当時の年齢:0歳8ヵ月頃〜2歳0ヵ月頃 男 第1子 富山県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

他人を見て泣くことから始まり、1歳頃は友達が自分の家に来てくれても泣いてばかり、どこへ行っても泣き叫ぶ息子との外出が苦痛でした。周囲からも外へ連れて行かないからだとか、私が甘やかし温室育ちだからなどと言われ、主人からもそんなに大変なら保育園へ入れろと愛想なく言われたりして、私の育て方が悪いのかと落ち込みました。どこの誰に相談したらいいかもわからず辛くてたまらない状態でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まずは私自身が他人と接する時に笑顔であること、あいさつをすることから始めました。息子が話せるようになった2歳頃は家族間で、2歳半頃にはうながせば他の人にも、現在では自分からあいさつできるようになりました。今でも常に「ニコニコ笑顔と元気なあいさつが大切」と言い聞かせています。特に同年代の子どもが苦手ということもあり、保育園の開放日、子育て支援センター、幼児教室や児童館、仲良しの友達の家など子どものいる所へ積極的に出かけました。はじめは車から降りることも靴を脱ぐことも泣いて大暴れして拒否し、私も思わず泣いてしまいました。それでも毎日のように行っていたので、子どものいる所へ「出かける」ということには慣れたようです。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

2歳11ヵ月の今も、子どもが苦手でうまく関わることが出来ず、せっかく同年代のお友達が声をかけてくれても身をひいてしまったり怖がったり。時にはその気の弱さから手を出したり泣いたりしてしまいます。でも、少しずつですが一緒に遊べるお友達もできてきました。他の人とどう関わっていけばいいかは息子自身の体で覚えていくことなので、私自身は息子の行動に神経質にならないようにしています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

困った状況に直面している時は、自分を責めたり子どもがふがいなく思えて、本当に涙が出るくらい辛いものです。私が親としてできることは場所や機会を与えること、子どものやる気をそこなわないこと、子どもの気持ちに寄り添うこと、信じることだと思っています。1ヵ月前、半年前、1年前、をふり返ると今は確実に成長しています。子どもの力を信じて一緒にがんばりましょうね。

1歳未満のお子さんをお持ちのかたへの子どもの行動ワンポイントアドバイス

たけなが かずこ 先生

人見知りや指しゃぶりは、1歳未満のお子さんにとっては発達上とても自然なこと。むしろ、「人見知りをするようになった」「指しゃぶりをできるようになった」とプラス思考で考えてください。人見知りは、人を見分ける力がついてきた、ということであり、指しゃぶりは愛情不足などではなく、指を吸うことで自分を安心させるセルフコントロールの力が出てきた、ということなのです。「こういうこともできるようになったんだ」という受け止め方をしてあげてくださいね。

母親から離れられない子に、こんなふうに働きかけました

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