【中学生自由研究テーマNo.90】

10 円玉の汚れを落とす実験

ゴシゴシこすらなくても、汚れた10円玉をピカピカにすることができるものがある。いろいろなものを用意して、予想してから実験してみよう。

10 円玉の汚れを落とす実験
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • 汚れた 10 円玉(なるべく汚れている物の方が変化がわかりやすい)
  • スポイト
  • ふせん
  • 調味料など
  • ★以下の例を参考に家にあるもの、試してみたいものをなるべく多く用意する
    (例)
    水・食塩水・砂糖水・緑茶・レモン汁・食酢(お酢)・炭酸水・食用油・マヨネーズ・タバスコ・しょうゆ・食器用洗剤……など

実験の進め方

  1. 1

    実験する水溶液(液体)や調味料の名前をふせんなどに書いておく。

  2. 2

    まとめシートを作成して、変化が起こるもの、起こらないものを予想しておく。

  3. 3

    10 円玉をトレーなどに並べて、①をはる。

  4. 4

    ラベルに書いた水溶液や調味料をスポイトを使って 10 円玉に垂らしていく。このとき、10 円玉の半分くらいの面積を覆う程度にすると、どのくらい変化したかがわかりやすい。

  5. 5

    そのまま半日程度おいておく。垂らしてすぐ、30 分後、1 時間後くらいの様子も見て、気づいたことがあればメモしておく。

  6. 6

    水溶液や調味料をふき取り、どのような変化が起きたか確認する。

まとめ方・提出の工夫

  • 使ったものと手順を書いてまとめよう。
  • 最初に水溶液や調味料を垂らしたときの様子、時間をおいたときの様子を書こう。
  • 最初の予想と比べて、どんな結果になっているかな?
    (例)
    垂らした水溶液や調味料の色の変化にも注目してみよう。
    10 円玉の汚れの落ち具合を比べて順位をつけてみよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 変化が起きたもの、変わらなかったものをグループに分けて、気づいたことを書こう。
  • 変化が起きなかった理由を順序立てて考えてみよう。
    (例)
    食器用洗剤で 10 円玉の汚れが落ちた(落ちなかった)のは、この汚れが食器の汚れと同じ(同じではない)からだ。
    洗剤は、洗剤に含まれる〇〇の成分の力によって〇〇を分解する作用がある。
    だから、10 円玉の汚れの成分には〇〇が含まれている/〇〇が含まれていないと考えられる。
  • それぞれに理由を考えてみよう。10 円玉の汚れの成分や使う水溶液や調味料の成分との関係が見えてくるかな? 気づいたこと、考えたことを元に、他にも 10 円玉をピカピカにするものがないか探して試してみよう。

キーワードを調べよう

  • 「酸化」「酸化銅」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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