【中学生自由研究テーマNo.103】

ダンゴムシの習性をさぐろう

ダンゴムシには、壁にぶつかると左→右→左→右と、交互に進路を変える習性があるという。
迷路を作って、ダンゴムシの進み方を調べてみよう。

ダンゴムシの習性をさぐろう
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

【ダンゴムシを捕まえる道具】

  • プラスチックスプーン
  • 虫かごなど

【迷路の材料】

  • 画用紙(B5サイズくらい)
  • 段ボール(または発泡スチロールのトレー)
  • はさみ
  • カッター
  • 木工用接着剤
  • セロハンテープ

進め方(準備すること)

  1. 1

    画用紙に鉛筆で迷路を描く(道の幅は1~2cmにする。ゴールはいくつか用意してもよい)。まとめ用に迷路のコピーをとっておく。

  2. 2

    段ボールを2cm幅の帯状に切って、画用紙に描いた迷路に沿って木工用接着剤やセロハンテープではる。

  3. 3

    ダンゴムシを捕まえる。

    ★ダンゴムシは、枯葉や石の下などの暗くてじめじめしたところにいるよ。素手でさわると傷つけてしまうかもしれないので、プラスチックスプーンなどでそっとすくうようにして捕まえよう。

    ★捕まえたダンゴムシは、虫かごや空き箱などに入れよう。長く飼う場合は、飼い方を調べて大事に飼おう。

  4. 4

    迷路のスタート地点からダンゴムシを入れて、進み方を観察する。1回だけでなく、何回か試してみよう。何匹か入れて、ダンゴムシによって違いがないかも調べよう。

うまくいかないときは、
ここをチェック

ダンゴムシがゴールできないときは、ダンゴムシの進み方をよく観察してどうすればゴールに行くか考えながら迷路の壁を移動させよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 迷路のコピーにダンゴムシがどのように進んだか書き込もう。1回目、2回目、3回目……と、色分けして示そう。
    ★迷路を上から撮影して、プリントしたものに書き込んでもいいよ。
  • ゴールがいくつかある場合は、どのゴールに何回ダンゴムシがたどり着いたかも書こう。
  • ダンゴムシが左右交互に曲がる確率や同じコースをたどる確率を計算してみよう。結果からわかったこと、ダンゴムシの進み方について気付いたことなどをまとめよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 迷路の途中を暗くしたり、明るくしたり、エサを置いたり、坂を作ったりしてみよう。ダンゴムシの進み方に変化はあるかな?
  • 途中でダンゴムシがゴールにたどり着きやすいように迷路の道を変更した場合は、どのように変更したかもまとめに加えよう。
  • ダンゴムシの生態について図鑑などで調べてみよう。捕まえたダンゴムシを、虫眼鏡などでよく観察してスケッチしたりするのもいいね。

まとめに役立つ豆知識

  • ダンゴムシとよく似た虫に「ワラジムシ」がいるよ。見分け方を調べて、ダンゴムシを捕まえる時の参考にしよう。
    https://sf-japan.ocnk.net/page/31

キーワードを調べよう

  • 「交替性転向反応(こうたいせいてんこうはんのう)」・・・ダンゴムシの進み方を示す用語

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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