【小学生自由研究テーマNo.42】

明りで虫を集めて観察しよう

キャンプに行ったときなどに、たくさんの虫を集められるかチャレンジしてみよう。見つけた虫のことを調べてまとめよう。

用意するもの

  • 大きな白い布(古いシーツなど)
  • ロープ
  • 外で使える蛍光(けいこう)灯(ランタンや懐中(かいちゅう)電灯など)
    ★ブラックライトがあると、さらに虫が集まりやすい。ブラックライト以外の LED ライトの多くは紫外線を含まないので虫が集まりにくいよ。
  • 虫とりアミ
  • 虫カゴまたはプラスチックの食品保存容器(虫を入れて観察するケース。ケースには空気あなをあけておく)
    ★ひとつのカゴやケースに虫を何びきも入れるとケンカすることがある。なるべくたくさんのケースを用意して分けて入れよう。
  • 軍手
  • カメラ、スケッチブック、色えんぴつ
  • メモ帳
  • えんぴつ
  • じょうぎ
  • 虫対策グッズ・服装(虫除けスプレー、長そで・長ズボンなど)
  • まとめ用の紙(画用紙など)
  • マーカーやふせん
    ★スマートフォンのこん虫図かんアプリで、見つけた虫の名前を調べられるよ。おうちの人といっしょに、使いやすいものをさがして、使ってみてもいいね。

実験の進め方

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    木の幹と幹の間などに、白い布をひろげてロープでしばり、まくをはる。

    ★布をはってよい場所か、大人に確認してもらおう。

  2. 2

    シーツの上にロープをわたし、蛍光灯をぶら下げる。

  3. 3

    夕方、少し暗くなってきたら蛍光灯のスイッチを入れる。

  4. 4

    日がしずんでから 2〜3 時間くらいたったら、ようすを見に行く。虫が集まっていたら、つかまえて虫カゴやケースに入れる。たくさん集まったときは、種類ごとに、だいたいの数も数えておこう。

    ★夜道を歩くときは、必ず大人といっしょに出かけ、懐中電灯で足元を照らして安全を確認しながらゆっくり歩こう。

    ★飛んでいる虫は虫とりアミでつかまえるといいよ。虫はなるべく分けて入れよう。

    ★白い布に近づくときに持っている懐中電灯を向けると、虫が勢いよく向かってくる場合があってあぶないよ。懐中電灯は布に向けず、そっと近づいてね。

  5. 5

    翌日、つかまえた虫の写真をとって観察する。

    ★虫のすがたをスケッチして気づいたことをかきこんだり、じょうぎで大きさをはかったりしよう。観察がおわったら元いた場所に虫をはなそう。

    ★スマートフォンのこん虫図かんアプリが使えるときは、つかまえたこん虫を調べてみよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 虫を集めた日、時間、天気や気温、見つけた場所を書こう。虫を集めるためにどんなじゅんびをしたのかもしょうかいしよう。たくさん集まったときは、虫の数も書こう。
  • 見つけた虫の名前を調べて書き、観察して気づいたことをまとめよう。
  • 撮影(さつえい)した虫の写真やスケッチをはって、とくに見てほしいところにマーカーやふせんでしるしをつけよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 観察した虫について図かんなどで調べて、まとめに書き足そう。自分が気がついたことと同じだった点、ちがっていた点を書いてもいいね。
  • なぜ虫が光に集まるのか、はっきりした答えは出ていないけれど、インターネットで調べてみるといろいろな考えが見つかるよ。どんな理由が見つかるかな? 自分の考えもあわせてまとめてみよう。
  • たくさんの虫を引き寄せて 1 か所に集めようとする誘蛾灯(ゆうがとう)や、誘虫灯(ゆうちゅうとう)というものがあるよ。どういうしくみなのか調べてみよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

参考:『わかりやすい! まとめやすい! 小学生の自由研究』(永岡書店)

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