政治学ってどんな学問?
世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は「政治学」を取りあげます。
政治学とは?
「政治学」とは、人々がより幸せで満足のいく生活を送るためにはどのような政治が行われるべきか、研究していく学問です。具体的には、公的な組織の在り方やいろいろな社会制度について検証していきます。たとえば、税金が上がれば人々の生活にどんな影響があるのか、新しい法律ができることでどんなふうに人々の問題が解決し、逆にどんな問題が発生しうるのか、といったことです。社会に深く関係する政治を客観的に分析し、「この国・この世界の中でどう生活していくべきか」を考える学問でもあります。
政治学ではどんなことを勉強する?
政治学は、政治に直接関係する国会の動きや政治家の発言の影響といったものだけを見るのではなく、それらの背景にある社会の状況、傾向なども分析していきます。もちろん、世界の国々との比較や関係なども学びます。政治学は国際平和や国際援助を考えるうえで、欠かせない学問なのです。
最近注目されているのは、政治の「動き」です。一つの政治的な変化について数値的な情報を集め、分析していくという研究が中心になっています。情報収集やコンピューターによるデータ分析も必要です。
政治学の講義はどのように設定されているか
まず1・2年次では政治の全体像を把握するために、政治学の概要を学びます。その後、政治史、政治思想史など、地域的な特色を踏まえた部分に踏み込みます。政策・行政分野では、地方自治論、行政法、公共政策論などの科目を履修し、具体的にどのような地域にどのような政治がありうるか、という方法論を学びます。政治には、「世界のどこであっても成功する」といった、完全に共通する答えはありません。そこに住む人々、その土地に対する理解も非常に重要なのです。
政治学を学んだ人々の卒業後の進路
やはり政治に近い職場が多く、行政関連の国家公務員、地方公務員になる人が多いです。もちろん、政治家をめざす人もいますし、同じように専門性の高い国際公務員、社会科教員などの職業でも活躍できるでしょう。
ただし、直接政治にかかわらなくとも、一般企業において政治の知識が求められる場所は意外と多いものです。金融、メーカー、マスコミなどでも、政治に関する知識を十分に役立てられる職場があります。
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