農業系研究・技術者ってどんな職業?どうすればなれる?

世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「農業系研究・技術者」を取りあげます。


農業系研究・技術者とは?

 その名のとおり、農業にかかわる研究を行うのが、農業系研究・技術者の務めです。農産物の先進的な生産技術を確立するため、日夜研究に勤しんでいます。バイオテクノロジーを農業に応用し、新しい品種の作物を生み出すこともあります。

 

 

農業系研究・技術者の仕事の内容

 農業試験場をはじめとする公的研究機関や、農協や農業機器メーカーなどで研究に取り組みます。農産物や農業生産技術の研究のほか、一般農家に対する直接技術指導などを行うこともあります。最近では食品メーカーで働く人も増えており、新たな活躍の場が広がっています。

 

 

農業系研究・技術者になるための必要な資格

 職に就くために特別必要な資格はありませんが、農業に関する知識を学ぶため、大学の農業系学部を卒業してから就職するのが一般的な流れです。「農業系」といっても、実際には農学、農業工学、農業科学など細かい分野に分かれているので、特に自分のやりたい分野について専門的に学ぶのがいいでしょう。

 

農家に技術指導を行う「普及指導員」になるためには、普及指導員資格試験に合格しなければなりません。普及指導員とは高度な普及事業を担当する技術者のことで、国・都道府県・農協などで一定期間、農業に関する研究や教育、普及指導に従事した者に受験資格が与えられます。大学院卒者は2年以上、大学卒業者は4年以上、高校卒業者は10年以上の実務経験が必要となります。

 

 

農業系研究・技術者の将来性は?どんな性格の人に合っている?

 農家の高齢化、後継者不足、食料自給率の低下など、国内の農業を取り巻く環境は劇的な変化にさらされています。これらの課題に真摯に向き合う一方で、バイオテクノロジーなど最先端の技術をうまく農業に取り入れていくことが求められており、農業系研究・技術者に望まれる役割も重要性を増しています。

 

こうした社会の変化に関心があり、「日本の農業を変えたい」という情熱を持っている人に向いている仕事です。農業には、「地方を支える」という側面もあるので、グローバルな視点と地域の一員としての視点の両方を兼ね備えている必要があるでしょう。

 

 

参考:
農業系研究・技術者| 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/184/index.html

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