中学生のかた必見! 高校受験に向けていつ頃から勉強を始めればいい?

 ほとんどの中学生は、高校受験で初めて本格的な受験勉強を経験します。1週間から10日程度で終わるふだんの定期テスト対策と違い、受験勉強は長い期間続くもの。「いったいいつから準備を始めたらいいの?」と悩む人もいるでしょう。今回の記事では、受験勉強をスタートさせるとよいタイミングと、どんな勉強から取り組めばよいのかをご紹介します。

中3に進級する前後に受験対策をスタートさせた先輩が多い

 「高校受験のための勉強は、この時期に始めなければならない」という決まりはありません。優秀な生徒が集まる進学校を目指して中2から受験勉強を始める人もいますし、部活をがんばっていた先輩の中には中3の後半から本格的に勉強をスタートさせたという人もいます。受験勉強を始める時期は、目指す高校のレベルや自分が置かれた環境によてさまざまだと言えるでしょう。

ただし、ベネッセコーポレーションが行なった調査*によると、中3に進級する前に受験勉強をスタートさせた先輩は約18%、中3の初めからスタートさせた先輩が約21%、夏休み頃から勉強を始めた先輩が約25%と、全体の60%以上の先輩が夏休みには受験勉強に取り組んでいます。この結果を見ると、中3に進級する前後に受験を意識した勉強に取り組み始めて、中3の夏休みから本格的なスタートをきるというのが一般的だと言えそうです。

高校受験対策は中1、中2の範囲の基礎固めからスタート

 高校受験に向けた勉強をスタートさせるにあたって、まず取り組むべきことはなんでしょう? それは中1、中2で習った範囲の基礎固めです。中1、中2で勉強する内容は、高校入試で問われることはもちろん、高校入学後の勉強の基礎につながります。教科書の基礎問題や定期テストの解き直しをして、理解が不足している部分がないか、チェックしましょう。間違えた問題は何度も解き直し、理解を確実にしておくことが大事です。早めに基礎を固めることによって、夏休み以降の本格的な受験対策がスムーズになります。

早めに勉強の習慣を身につけ、少しずつペースを上げていこう!

 「部活が忙しくて、受験のための勉強時間がとれない」という人もいるでしょう。そのような場合でも、スキマ時間を有効に活用したり、教科書をざっと見直したりするなど、短時間でもよいので机に向かうようにすることが大事です。なぜなら、勉強をする習慣は急には身につかないからです。誰でも最初からトップスピードで走ることはできません。できるだけ早めに受験勉強をスタートさせ、徐々にペースを上げていきましょう。

また、目標とする高校が決まっていないと、受験勉強に対して真剣になれないものです。まずは志望校を決めることが、高校受験合格への第一歩です。まだ決まっていないという人は、早めに決めましょう!

*ベネッセ 教育研究開発センター「高校受験調査」(2011年実施)
http://berd.benesse.jp/up_images/research/data_all1.pdf

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