中学3年生の夏休み 学校見学で納得できる高校選びを

中学生になると、夏休みは部活や遊びなど、予定が盛りだくさん。一方で、勉強に励んでいるお子さまも多いことでしょう。そこで注目したいのが、夏休みに多くの高校で開催される学校見学です。参加することで、卒業後の進路をより明確にできる機会になるかもしれません。高校受験を予定している中学3年生の「学校見学」について、「夏休みの過ごし方」と合わせて見ていきましょう。

夏休みの一日の勉強時間、一般入試予定者は5時間以上が4割以上

まず、中学3年生の夏休み中の勉強時間について伺ってみたところ、受験方式にかかわらず、3時間~5時間未満が多いとわかりました。一般入試での受験を予定している場合、一日5時間以上勉強しているお子さまが4割を超えています。

また、塾などの夏期講習に通ったか伺ってみると、一般入試での受験を考えている中3生は、5割以上が「通っていた」と回答しました。時間のある夏休みに自宅学習では理解できない内容をなくしたり、別の学び方で理解を深めたりしようとしているようです。

学校見学でやる気アップ 保護者のかたの参加も5割以上

毎日長時間、受験勉強をしていれば、気になるゲームやテレビ、携帯・スマホなどの誘惑に負けてしまいそうな時もありそうです。そこで、目標を見失わないためにもチェックしておきたいのが、夏休みに行われることの多い学校見学です。お子さまは7割以上、保護者のかたは5割以上が参加しているという結果となり、積極的に参加しているようです。

では、保護者のかたが積極的に学校見学に参加している理由は何なのでしょうか。これには「子どもに合っているか、安心して任せられる環境かなどをわかっておく必要がある」「子どもだけでは、よい部分しか見えない場合がある」などの声が見られるように、保護者としてお子さまとは別の観点で見る必要性を感じているためのようです。保護者のかたも一緒に参加したほうがよいかどうかという質問にも、8割以上の保護者のかたが参加したほうがよいと回答しています。

また、訪れた学校の数では、2~3校を見学したという回答が、お子さまは54.4%、保護者のかたは47.2%と、それぞれ5割近くに及んでいます。いくつかの候補を比較して最終的な志望校を絞ったり、併願校も見て納得できるかどうか判断したりする材料にしているお子さま・保護者のかたが多いようです。

勉強持続効果あり! 学校見学で得られたことは?

実際に学校見学に参加することで、得られたことは何でしょうか。「校風」「通学路」「部活動」などのほか、「先生・先輩の様子」「一緒に受験するだろう他校の生徒の様子」などを知れたという声が寄せられました。何よりも、「実際に見ることでより(その高校に)行きたい気持ちが高まった」「見学ができて『やる気スイッチ』が入った」などのように、「この学校に行きたい」「勉強をがんばろう」といったお子さまのやる気につながるという意義を見いだされるかたが多いようです。

学校見学は、パンフレットやホームページだけではわからない、生の情報を得られる絶好のチャンスです。大切な夏休みだからこそ、勉強を続けるモチベーション維持のためにも、お子さまと一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:高校受験予定の中学3年生をお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年8月26日~2015年9月1日
■調査手法:ベネッセ 教育情報サイト オンラインアンケート
■有効回答数:116名
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合があります。

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