入試直前志望者動向・女子編【中学受験】11月四模試では女子校に復調の兆し

中学入試がいよいよ本番を迎えようとしています。
森上教育研究所では、11月に実施された四模試で、昨年から志望者数を大きく伸ばした学校を分析しました。昨年の実倍率に基づき、その中でも今年特に高倍率になりそうな学校を予測します。今回は女子の動向です。

2020年中学入試は女子校が復調の兆し

まず、2月1日に入試を行う学校から志望者の動向を見ていきましょう。

帝京大、開智日本橋、成城学園などといった安定して人気のある学校が並ぶ中、存在感があるのが東京女学館や日本女子大附属、昭和女子大昭和、共立女子などといった女子校です。中でも中堅校といえる学校がここまで志望者数を伸ばすのは珍しい現象です。

次に、2月2日です。

午前は、入試日を2月3日に移動した青山学院の穴を埋める影響で、慶応義塾湘南藤沢法政第二などといった共学の付属校が志望者数を伸ばしています。中堅の進学校である国学院久我山も人気となっていますが、ここでもやはり女子校の存在感が目立っており、三輪田学園といった小規模な女子校でも人気を伸ばしていることから、やはり今年は女子校復調の傾向が予想されそうです。

最後に、2月3日です。

2月3日で注目すべきなのは女子美術大学附属の志望者数です。昨年から引き続いての人気となっています。卒業後の出口が限られる美術系の大学付属校がここまでの人気となるのは珍しいといえるでしょう。

また、今年の入試で話題となっているのが、東京女子学園が算数1科目入試でスマホの持ち込みを可とするということです。覚えていることを確認する入試ではなく、思考力型の入試にシフトする一つの流れといえるでしょう。これからますますデータサイエンスを活用できる人材が求められる中でどれくらい志望者を集めるのか、メディアからも注目を集めています。

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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