4歳~5歳の子どもの「書きたい気持ち」を伸ばすコツって?

 文字を認識し、書くことにも興味を持ち始めるのが4~5歳のころ。文字を書く大人のしぐさを真似て、自分も文字らしきものを書いたりするようになります。
そんな子どもの気持ちを「書けた!」という成功体験につなげることで、書く楽しさを実感し、もっと書きたい意欲を引き出せます。
「書くって楽しい!」という子どもの実感を引き出す、親の声かけのコツとは?


「書きたい気持ち」を引き出すために大事なこと

 4、5歳になってくると、文字に興味を持ちはじめます。見よう見真似で書く文字は、鏡文字だったり、書き順が間違っていることもあるかもしれません。ついつい注意したくなることもありますよね。

 

でも、4~5歳の今は「書ける」ことよりも、まずは「書きたい」意欲を育むことが大切です。そのためには、細かい間違いを指摘するのはちょっと我慢して。まずはお子さまが「文字を書いたこと」をほめてあげるのがおすすめです。のびのびと書かせてあげることで、書く楽しさを実感できて、やる気が高まります。

 

また、文字に全く興味がないお子さまもいる時期です。そこは焦らず、お子さま自身のペースを見極めてあげて。無理強いをするのは禁物です。親が文字を書いて見せるなど、文字に興味を持つきっかけを用意してあげることから始めるとよいですね。いずれにしても、書くことは楽しいことだと思えるようにしてあげてください。

 

 

4~5歳の書きたい気持ちを伸ばす!ほめ方テクニック

 4~5歳の子どもの「書きたい気持ち」を伸ばすコツは、「成功体験を積み重ねる」こと。
子どもが「書けた!」と実感するには、親が、子どもが書いた文字をしっかりと受け止め、ほめてあげることが効きます。

 

「でも、とてもほめられるような出来栄えじゃないんですよね・・・」という思うかたもいらっしゃるかもしれません。では、どうやってほめるとよいのでしょうか?お子さま自身も納得できて、パパやママも無理せず心からほめられる、ほめ方のコツとは?
それでは、「ほめ方」の具体例をご紹介します。

 

 

☆☆「書きたい気持ちを伸ばすほめ方」の具体例 ☆☆

 

●「ていねいに書けたね」と、取り組んだ過程をほめて、自信を持たせる

鉛筆の持ち方や書き順には目をつぶって、子どもが「がんばって書いたこと」自体をほめてあげましょう。書き始めのときに大切にしたいのは、苦手意識を持たせないこと。ほめることで自信を持たせて、成功体験を積み重ねるようにしましょう。

 

●「たいきの“た”だね。お手紙書けたね」

書いた文字がたとえ1文字でも、読めないものであっても、文字としてほめてあげましょう。書き始めはまだ「きちんと書くこと」にこだわることはありません。読めない文字でも、「伝えたい」と思ったお子さまの気持ちを尊重してあげましょう。

 

●「ななちゃんの手紙 ばあば宝物にするわ」

お母さんやお父さんだけでなく、おじいさん、おばあさんなど普段とは違う人にほめてもらうことも子どもの自信につながります。文字で何かを伝え、喜んでもらうことは字を書くことへの興味を育む大きな成功体験になります。

 

日々の積み重ねの中で、子どもは次第に文字を身近に感じ、知識として吸収していくのです。小さな興味を上手にすくいあげてあげることで、子どもたちは確実に成長していくはず。「書くって楽しい」という気持ちは、ほかの学びにもつながっていきます。今このときの興味とやる気を大事にしたいですね。

 

 

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