雨の日には何をする?子どもとの遊び方4選!

雨の日には、外で遊びたい気持ちでいっぱいの、体力のあり余ったお子さまの相手をどうやってしようかと悩んでしまう保護者も少なくありません。
家で過ごしても、いつものおもちゃではすぐに飽きてしまうし、テレビやDVDにはなるべく頼りたくないという方もいるでしょう。雨の日は公園で遊べず、お出かけするとしても準備が大変でおっくうになりがちですが、ここでは雨の日を楽しむためのお子さまとの遊び方をご紹介します。

雨具をアレンジしてお散歩してみる

雨の日でも外で遊びたいお子さまとは、思い切って外に出てみるのもいいかもしれません。レインコート、傘や長靴などをお子さまと一緒にアレンジしてみましょう。
カラーや透明のポリ袋に頭が出るよう穴をあけ、油性マーカーでイラストを描いたり、ビニールテープで飾りつけをしたりするだけでオリジナルのレインコートが作れます。既製品の雨具でも同様に、お子さまの好きなイラストや飾りつけでアレンジし、雨の日のお散歩に出かけます。雨の匂いや音、水たまり、濡れた葉っぱや濡れた街の様子など、雨の日ならではの風景や感覚を楽しみましょう。

また、お子さまが「雨の中でずっと散歩をしたいと言い出すのでは」という心配を抱く保護者もいらっしゃるかもしれません。そうした場合は、お菓子作りをする前に材料を買いに出かけるなど、帰ってからの楽しみを作ってあげたり、大好きな公園まで行ってブランコが濡れているのを見せ「今日は濡れているから、また晴れた日に来て遊ぼうね!」と納得させてあげたりするとよいでしょう。

雨の日のお散歩は完全防備をしていても多少は濡れることが予想されますので、帰ってからすぐに着替えることや髪はきちんと乾かすなど、風邪をひかないように気をつけてあげてください。時にはすぐにお風呂に入って温まってもよいかもしれませんね。

工作で遊ぼう!

工作系は、作る楽しさはもちろん、切ったり、貼ったり、絵を描いたりと、いろいろ考えながら作業するので、想像力を豊かにするとともに時間も有効に使えます。
ただし、工作の道具で、はさみを使う際には、まだ使い慣れていないお子さまならば、ケガをしないように保護者の方が気をつけて見ていくようにしましょう。
具体的には、紙コップに新聞紙を丸めたものを糸で結んでけん玉、牛乳パックで風車、段ボールで電車を作るなど、身近な材料でできるものもたくさんありますので、急な雨でも対応できます。雨の日の工作遊びのためにも、牛乳パックやトイレットペーパーの芯、新聞紙、段ボールなど、家の中にあるものはとっておくようにしましょう。

■牛乳パックでパッチンカエル作り
作った後は、パッチンカエルで競争したり、飛距離比べをしたりといろいろ遊べるのでおすすめです。それぞれ飾り付けをして、オリジナルのパッチンカエルを作るのも楽しいですよ。

■ビニールの傘袋工作むくむくビックリ箱
雨の日だけに、傘袋を使った工作です。傘袋にはいろいろな色を使って、顔を描くなどお絵描きを楽しむことができます。
ストローを吹いて膨らませることで、牛乳パックの箱から飛び出し、友だちや家族を驚かすことができるでしょう。時には、箱から出し、袋だけを使って遊ぶこともできます。袋を膨らます力加減を調節しながら大きさを変え、フェイントをかけ驚かすことで楽しむこともできそうです。

■段ボールで電車ごっこ
ミカン箱サイズの段ボールをいくつか使ってできる電車です。段ボールの底とふたの部分を切り落とし、好きな絵を描いてから、側面に穴をあけて紐やロープでつなぐと完成。ハサミやカッターナイフを使う際は、お子さまがケガをしないように注意してください。

お菓子作り

家のなかででき、おやつにもなるお菓子作りは外で遊べない時におすすめです。クッキーやホットケーキなどは、混ぜて焼くだけですので、工程が少ない簡単レシピのお菓子作りなら、お子さまと一緒に安全に楽しめます。とくにクッキーは、型抜きや形作りなどもでき、お子さまの作る楽しみが増えるでしょう。作った後は自分でも食べられるので、達成感を得ることができます。

お菓子作りは女の子がするものというイメージを持っている方もいることでしょう。しかし、粘土遊びなどが好きなお子さまは、創作する楽しみや達成感を味わえるので、女の子だけでなく男の子も楽しめます。

お菓子作りのきっかけは、保護者が声掛けをして始めてもいいでしょう。
また、『ぐりとぐら』のかすてらなど、絵本を読むことと連動させてみてもいいかもしれません。
絵本に出てくるお菓子を一緒に作ってみよう!と声掛けすれば、お菓子作りもさらに楽しくなるのではないでしょうか。工作同様、高熱のオーブンなどやけどの危険性があるので、お子さまから目を離さないようにします。オーブンは保護者が担当するなど、お子さまの年齢に応じた手助けをしていきましょう。

かくれんぼや宝探しゲーム

雨で外に行けない場合、家の中でも体力を使わせる遊びがかくれんぼや宝探しゲームです。お家にある程度の広さがあるならば、かくれんぼをしてもいいのですが、家の中では隠れるところが限られてしまうお家も多いのではないでしょうか。そこで、お子さまや保護者が隠れるのではなく、人形やぬいぐるみを何体か用意して、それらを隠してみるのも1つの方法です。

人形やぬいぐるみたちを隠してから、時間内に何体探して見つけられるかなどゲーム感覚を取り入れれば、家の中では体力を持て余す4~5歳のお子さまでも楽しめるでしょう。
お子さまが多くても競争して探し合えるので、それもまた楽しみの要素になります。
かくれんぼと同様に、宝探しゲームも複数のお子さまで楽しめそうです。宝探しの場合は隠す物は1つだけ。その1つを誰が最初に探し当てるのか競います。「リビングの中で」などと範囲を決めることで、お子さまが小さい場合でも、探しやすくなるので楽しむことができるでしょう。

雨の日の遊び方もローテーションで工夫して

ショッピングモールや児童館など、雨の日でも楽しく過ごせる施設はありますが、雨のたびに遊べるスペースに行くことが、保護者の方の負担になってしまう場合もあるかもしれません。
今回紹介した遊び方は、家の中や近所で簡単にできるものばかりです。ただし、いつも同じ遊び方だとお子さまは飽きてしまうこともあるでしょう。

紹介した遊び方も、お子さまが飽きないようにローテーションで取り入れるなど工夫してみてください。雨の日だからこそできることを、親子で考えたり工夫したりすることで、お子さまのイライラやぐずることが減り、結果、保護者も雨の日を穏やかに過ごすことができるのではないでしょうか。

プロフィール



保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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