行先は、費用は、トラブルは……我が家の家族旅行事情

アンケート期間:2014/5/14~2014/5/20 回答者数:1392名
アンケート対象:本サイトメンバー この1年間に家族旅行に出かけた小学生~中学生の保護者のかた
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

行先は、費用は、トラブルは……我が家の家族旅行事情


子どもが小・中学生になると、家族旅行に行く機会も増えるのではないでしょうか。非日常な場所に行き、すばらしい景色を眺めたり、テーマパークのアトラクションを楽しんだり、おいしいものを食べたり、楽しい時間を過ごすのは格別な経験です。今回は、そんな家族旅行のあれこれについて伺いました。



遠方への旅行は夏休みに 1・2泊がボリュームゾーン

まず、この1年間に宿泊を伴う家族旅行に何回出かけたか伺うと、1回が6割を占める結果となりました。家族旅行に頻繁に行っている家庭は意外と少ないようです。また、出かけた月は、12・1月の冬休み、3月の春休み、5月の大型連休、7・8月の夏休みにピークがあり、長期休みを活用して出かける傾向が、やはり顕著でした。週末にちょっとお出かけ、というケースは少ないようです。
なかでもいちばん遠くに出かけたのは何月か、という質問では、子どもが最も長期のお休みとなっている8月が突出しています。保護者としても、子どもの休みと調整の付けやすい長期間のお休み期間を狙っているわけです。「保育園の時とは違い、学校や塾の日程にスケジュールを合わせのるが大変」「学年が上がるにつれて調整が厳しくなった」という声が聞かれました。
また、宿泊数では1・2泊が多く、比較的コンパクトな旅行で済ませるケースが多いようです。

【図1 この1年間に、宿泊を伴う家族旅行に何回出かけましたか?】

図1 この1年間に、宿泊を伴う家族旅行に何回出かけましたか?

【図2 いちばん遠くに出かけたのは何月ですか?】

図2 いちばん遠くに出かけたのは何月ですか?

【図3 何泊しましたか?】

図3 何泊しましたか?



旅行先は? 北海道、東北、九州/沖縄は地元の自然を楽しむ傾向

旅行先は、どの地域にお住まいのかたも、最寄りの地域に旅行する割合が比較的高いようです。特に北海道や東北、九州・沖縄在住のかたは最寄りの地域へ旅行する割合が高く、雄大な自然を抱えるこの場所に居住していると、比較的近場でも 十分観光を楽しめるのかもしれません。
実際、それぞれの地域ごとに人気の旅行先をみると、北海道・東北・九州/沖縄では、大自然を感じられる観光地が多く含まれていることがわかります。

【図4 出かけた場所を詳しく教えてください】

図4 出かけた場所を詳しく教えてください

旅行先には「温泉」が組み込まれていることが多いようです。日本人にとって「温泉」は、旅行とは切り離せないもののひとつといえるかもしれません。
ちなみに、旅行先を決めた理由は、子どもが喜ぶ場所よりも、幅広く観光を楽しむことを目的としているようです。「その他」の意見では、スキーやダイビングといったスポーツを挙げる声もありました。

【図5 旅行先を決めた理由(目的)を教えてください(複数回答)】

図5 旅行先を決めた理由(目的)を教えてください(複数回答)



交通費は抑えて宿泊を豪華に お金の使いどころ

楽しい旅行も先立つものが必要なことに変わりはありません。費用はどのくらいかかったのでしょうか。宿泊費・交通費を含めたトータルの金額を見ると、10万円未満が約6割を占めましたが、ボリュームゾーンは10万円以上~15万円未満となっています。せっかくだから、と奮発する家庭も多いのでしょう。

【図6 宿泊費と交通費を合わせて、どのくらいの金額がかかりましたか?】

図6 宿泊費と交通費を合わせて、どのくらいの金額がかかりましたか?

また、宿泊費と交通費の内訳を見てみると、交通費は3万円未満が6割近くを占めていることに対し、宿泊費は10万円以上が24.4%を占める結果となっており比較的高額になるようです。遠くへ行くよりも、宿泊をより豪華に、と考えるかたが多いのかもしれません。
また、「子どもが中学に入り、交通費がかさむようになって困る」という声も聞かれました。中学生になると、それまで子ども料金だったものが大人料金になることが多いことから、子どもの成長に伴い、金額の負担も重くなるという現実が垣間見られました。



要注意 旅行先のトラブルあれこれ

楽しい旅行も、思いがけないトラブルが発生することがあります。どのようなことが起こったのか、具体的なエピソードを集めました。

<忘れ物>
●長男に水着を車に乗せるように頼んだが忘れており、ほぼ全員分レンタルする羽目になった
●ホテルに帽子を忘れた。後日、送ってもらった
●子どもに自分の荷造りを任せたら、パンツを入れ忘れていた

<ケガ・体調不良など>
●子どもがホテルでの夕食のバイキングで食べすぎたのか、夜中にもどしてしまった
●温泉で滑って頭を3針縫った
●混雑でパーキングに入れず、トイレに困った

<迷子>
●夜遅くなって道に迷い、山の中をうろうろした
●レンタカーのカーナビが古く、新しい道路が案内されなかった

<その他>
●父親が欲張ったスケジュールを組んだので、ハードだった
●旅先で父親が飲みすぎてしまった
●気分がハイになりいらないものまで買い、出費がかさんだ
●サービスエリアに行くたびに、子どもが何かしら欲しがった

今回のアンケートでは、日程調整の難しさや高額な費用に悩む声など、旅行に行くことのハードルがいろいろとあることが浮き彫りとなりましたが、同時に「なんとかして子どもと旅行に行きたい!」という保護者の気持ちも如実に見られました。

●子どもが喜んでいるのを見ると、楽しさが倍増します
●非日常を体験するので、子どもが本当に楽しそう。親も仕事や家事から解放され、子どもと一緒にいろいろなことができてうれしいです
と、子どもと旅行に行く喜びを語る声がたいへん多かったです。一方で、「子どもが中学、高校になると部活などが忙しく、どこにも行けなくなりました」という寂しい声も多く聞かれました。

「人生は一度きり! 子どもと楽しく旅行できるのも、ほんのわずかな期間です。旅行では家族みんなで思いっきり楽しむのがモットーです」というコメントにもあるように、子どもと共に過ごす楽しい時間は何にも代えられないものです。たまには奮発して、家族みんなで癒しの時間を過ごしてはいかがでしょうか。


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