苦手な読書感想文がスラスラ書ける、3つのテクニック

苦手な読書感想文がスラスラ書ける、3つのテクニック
とうとう夏休みも終わり、なのにまだ読書感想文が残っている……。そんな大ピンチを救うテクニックがあるという。誰もがスラスラ書けてしまう裏ワザを、教育評論家の親野智可等氏が教えてくれた。

 

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読書感想文は、こうあるべきという概念を取り払い、書きやすいパターンで書けばOK! ポイントは3つあります。

 

●手紙形式にする
出だしから「◯◯さんへ」と、作者や主人公へ手紙を書くように書き進めます。「あの時、◯◯さんは大変だったでしょう。ぼくもびっくりしました」などと書き始めれば、書きたい焦点がはっきりして、陥りがちな「あらすじ書き」から、自然と逃れられます。

 

●登場人物になりきる
登場人物の気持ちになって、「あの時こう思ったんだ」「あの時こうしていればよかった」……などと書いていきましょう。手紙形式と同様に焦点がはっきりし、想像もたくましくなり、楽しく文が書けます。

 

●いちばん書きたいところから書く
文の冒頭で、「なぜ、あの時主人公は、逃げなかったのでしょう?」など、読んでもっともインパクトがあった部分を、まず書くテクニックです。そうすることで、その後の文もつなげやすくなります。

 

保護者のかたは、完成した読書感想文を読んだら、まずはよいところをたくさんほめて共感してあげてください。「思ったことが書けているね」「お母さんもそう思ったよ」など、なんでもよいのです。そのあとで、「てにをは」やねじれ文など、どうしても気になるところを、せいぜい3点に限定して指摘しましょう。

 

一生懸命読み、心がゆり動かされた読書体験は、その子の人間的成長につながるかけがえのないものです。子どもの栄養になる読書体験にできるよう、ぜひ保護者のかたはサポートしてあげてください。

 

出典:誰もが絶対じょうずに書ける、読書感想文 -ベネッセ教育情報サイト

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