自宅でできる「自学力」の高め方(教育編)

 中学1年生にもなると思春期真っただ中です。だからこそ、保護者のかたのちょっとした関わり方が、お子さまのやる気に直結します。どうすれば上手にお子さまの自学力を高める接し方ができるのか、教育のプロにノウハウを聞きました。


自宅でできる「自学力」の高め方(教育編)


 

やる気を引き出す3つのポイント

 

 小言は抑え、部分に注目して、「字がきれいに書けているね」など、できた部分をほめてあげましょう。いくつかほめた後で大変さに共感してあげれば、やる気になってくれます。これを毎日やれば、自ら勉強するようになります。

 また、短い時間でも勉強にトライしたことに気づき、言葉をかけてあげてください。たとえ結果が悪かったとしても、トライしたこと自体を肯定的にとらえてあげれば、お子さまも勉強を肯定的にとらえられ、次の問題にとりかかろうとする気持ちが芽生えるのです。

 さらに「○○するといいよ」などの肯定的な言葉、「○○が上手だね」などのほめる言葉を使うようにしましょう。前向きな言葉をかけられれば自信や達成感を持ち、勉強は楽しいと感じます。自信は自己肯定感につながり、"できそう"と自分でハードルを下げられるようになるのです。

 

 

今すぐ使えるやる気UPのノウハウ

1.取りかかりのハードルを下げる

 最初の一歩を踏み出すだけでいいのです。その一歩を踏み出せば、意外とスムーズに宿題や勉強が進むことがあります。

 

【最初の一歩を踏み出す工夫の例】

●宿題をカバンから取り出す

●とりあえず1問だけやる

 


2.伝え方を工夫する

 勉強への声かけを行うときは、お子さまが行動しやすくなる言葉を意識的に選べるかどうかです。それだけでお子さまのやる気は変わります。

 

【お子さまが行動しやすくなる伝え方の例】

●選択肢を用意して伝える

●具体的に伝える...「いつ」「何を」まで伝える

 


3.時間は「見える化」させる

 帰宅してから次の日学校に行くまで、きちんと計画的に過ごすことが、家での勉強をラクにするコツです。そのため時間管理の道具を活用し、時間を「見える化」することが重要なポイントです。

【時間を「見える化」するための道具の例】

●予定をホワイトボードに書く

●模擬時計を準備する

 


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