4月から始めてみよう!「ひらがな」の学習

 新年度は何かと新しいことに挑戦したくなる時期。まだ保育園や幼稚園だから、勉強させる必要ないかな?と思う保護者のかたもいるかもしれません。でも、小学校入学前に学習習慣を身につけておくと入学してから安心です。まずはひらがなを勉強させてみては?

なぜ入学前に勉強しておくといいの?

 入学時にひらがなの自分の名前が読めないと、自分の持ち物かどうかの判断ができずに困ってしまうケースがあります。また、小学校では丁寧にひらがなの書き順を教えてくれますが、その分、書き順を間違えていたり、正しく書けていないものはやり直しです。それを繰り返すうちに、字を書くこと自体が苦痛になってしまうお子さまも多いようです。 そういった事態を避けるため、入学前に少し時間をかけて、ひらがなを正しく勉強しておくと、小学校に上がってからの学習がスムーズに進みますよ。

まずはひらがなに興味をもたせることから

 そうは言っても、お子さまがひらがなを覚える時期は、発達の個性に大きく左右されます。お子さまがどうしてもひらがなに興味を示さないときは、「まだ時期ではない」と引くことも大切です。

しかし、ひらがなに接する機会が少ないのは、やや問題かもしれません。ひらがなの存在に気づかないうちは、興味をもつこともないからです。「ひらがなって、身の回りにこんなにたくさんあるものなんだよ」と保護者のかたが教えてあげることで、お子さまが興味をもつきっかけになるでしょう。

例えば、絵本や外出先の看板、ひらがなの書かれたおもちゃなどで、ひらがなにふれさせてみるのもいいですし、お子さまの名前やお友だちの名前を実際に書いてあげるのも楽しそうですね。

読み書きは焦らず、ゆっくりと

 実際にひらがなを勉強していくときは、読みや字形を一度に覚えさせるのではなく、少しずつステップを踏んで。

読みであれば、言葉を一音ずつ聞き分けることからスタート。1つの音に1つの文字が対応していることに気づかせてあげます。そこがクリアできてから、音と字形を対応させていきましょう。

字を書くという行為は、それをまだ知らない子どもにとってはとても難しいもの。あまりがんばり過ぎず、入学前は、正しくえんぴつを持った手を自由に動かせることができるようにする練習や、線の上をゆっくり丁寧になぞる練習などをさせてあげてみては? 迷路やお絵かきの延長で楽しく運筆の練習ができるワークブックなどもありますよ。
だんだんレベルアップしてきたら、お子さまの趣味に合いそうなひらがなの練習帳を選んであげましょう。無理せず、子どものペースで楽しく学習させることで、自然にひらがなが身についていくはずです。

参照:
「ひらがな・カタカナの教え方」下村昇 著(高文研)
「楽しく力をつける漢字・ひらがなの指導」白石範孝 著(学事出版)

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