やる気アップ!小学生が勉強に対するやる気を上げる7つの方法と勉強の習慣化のコツ

勉強は、人に強制されるよりも自分から進んでやる方が効果的だと言われています。しかし、小学生はまだまだ遊んでいたいというケースも多く、なかなか自主的には勉強に取り組んでくれないものですよね。そこで今回の記事では、小学生が勉強のやる気を上げるために効果的な方法を7つご紹介します。

小学生が勉強のやる気を上げるために効果的な方法と習慣化のコツ7選

【方法1】達成できる目標を立てる

簡単でもいいので、勉強に関する目標を設定してみましょう。もし勉強することで目標を達成すれば「できた!」という自信につながります。その成功経験を積み重ねることで勉強のモチベーションになるでしょう。

目標は、例えば「テストで何点をとる」といったものでもいいですし、「1週間、毎日帰ったらすぐに宿題をする」といったようなものでもかまいません。
ポイントは、テストの点数や継続の日数、検定への合格といった、成果がはっきり目に見える目標を立てることと、お子さまが達成可能な目標を立てることです。

目標が達成できたら、しっかりほめてあげることも大切です。保護者に認められることでよりお子さまの自信につながります。
もし目標を達成できなくても、叱ったり、「できなかったね」だけで済ませたりするのではなく、達成できなかった原因について親子で話し合い、新しい目標や次回の対策を一緒に考えるようにするとよりよいでしょう。

【方法2】勉強を習慣化する

短時間でも毎日勉強する習慣をつける

勉強を習慣化させ、「勉強しないとなんだか落ち着かない」という環境をつくってあげましょう。そのためには、1日5分でもいいので、お子さまと一緒に机に向かう時間を毎日つくることが大切です。
このときのポイントは、「できるだけ同じ時刻に同じことをやること」です。例えば「2時から宿題を15分」「2時半から計算ドリルを3枚」などがよいでしょう。
毎日続けていると脳や体にインプットされ、自然と体が動き、習慣化されます。なお脳科学の研究によると、ある行動を人間が習慣化するには約1ヵ月かかると言われます。まずは1ヵ月続けてみてください。

【方法3】とにかく机に向かわせてみる

とにかく机に向かってみると、だんだん勉強に対する気持ちが高揚してきて、勉強が楽しくなってくるということがあります。これを心理学の用語で「作業興奮の原理」と言います。お子さまに、とりあえず机に向かうよう進めてみましょう。
そして保護者も一緒に、教科書やドリル、ワークの適当なページをパラパラと眺めてみます。宿題や学校でやった内容とは関係のないページでもかまいません。こうして勉強道具にふれているうちに、次第にお子さまの気持ちが勉強に向かってくるでしょう。

【方法4】苦手なものも繰り返しふれさせ、親しませる

苦手な教科ほどやる気が上がりにくいということもよくあるかと思いますが、苦手なものでも繰り返しふれさせて、親近感をわかせるようにしてみましょう。
多く接するものに対して親近感を覚えるようになるという原理を、心理学の用語で「ザイオン効果」と言います。

お子さまに苦手な教科がある場合は、保護者が意識して頻繁に、一緒に苦手教科の教科書などを眺めるようにするとよいでしょう。「ちょっと教科書を見てみよう」と言ってみる方法などがいいかもしれません。苦手だからといって遠ざけていると、お子さまはますます苦手意識を深めていってしまうため、少しでも親しみを覚えさせることが大切です。

【方法5】勉強を楽しいと感じる工夫を

「子供に勉強を楽しいと思ってもらう」ことです。人間だれしも、嫌いなこと難しいことなどは敬遠する傾向にあります。子どもであればその傾向は顕著に表れるでしょう。まずは、勉強自体を楽しいと思ってもらうことが勉強の習慣化ややる気向上への基礎となります。
具体的な工夫としては、学習内容を含んだクイズやなぞなぞを用意したり、人気のアニメ・イラストが掲載された漫画形式の教材を採用したりすることも効果があります。勉強に対して興味・関心を刺激する工夫が求められます。

【方法6】なぜ勉強するのか理解してもらう

「子供になぜ勉強するのかについて理解してもらう」ことも大切です。
小学生に勉強を習慣化させることを目的にしすぎて、勉強を強制するかたちで習慣化させてしまっては、本来の学習効果を得ることができません。子どもにも「なぜ今勉強するのか」を理解してもらう必要があります。
具体的な目標として、「テスト」や「中学受験」といったことなども挙げられますが、ここではより本質的な理解を求めた方が今後の学習に対する基礎部分を培うことができます。

【方法7】規則正しい生活を送るようにする

勉強のやる気アップや習慣化の基盤にあるのは、日常生活の規則性であるため、夜早く寝て・朝早く起きるといった「早寝早起き」の習慣化がおすすめです。規則正しい生活を習慣化することができれば、勉強もその一部となり、ルーティン化することが可能となります。

また規則正しい生活は勉強に限らず、適度な運動や子供がテレビなどを楽しむ時間(休憩時間)・遊びなども確保してあげる必要があります。過度になってしまうと、ストレスを与え逆効果となってしまうため、注意が必要です。
また、春休みや冬休みなどの長期的な休みでも生活のリズムは崩れやすいため、気を配る必要があります。

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