お子さまが「海外の大学に進学したい」と希望したら?(学費編)

近年、日本にも「グローバル化」の波が押し寄せています。グローバル社会に必要とされる能力は様々ですが、特に語学力やコミュニケーション能力、異文化を理解する力などが求められるようになります。こうした力を磨く方法として、海外の大学に進学するという選択肢も注目を集めています。「海外進学=費用が高い」というイメージですが、実際のところはどうなのでしょうか? この記事では、海外進学にかかるお金の話を紹介します。

海外進学にかかる費用は、年間300~350万と言われています

海外進学には一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。滞在する国や場所、学校の種類、為替レートによって幅はありますが、だいたい1年間で300~350万と言われています。実際にどんな費用がいくらかかるのか、アメリカの大学に進学するケースを例にとって見てみましょう。

アメリカの大学に進学する場合、大きく2つのルートが考えられます。1つめは「4年制大学への進学」、2つめは「公立2年制大学(コミュニティーカレッジ)から、4年制大学の3年次編入するルート」です。

4年制大学へ直接入学する日本の高校生もいますが、ごく少数です。求められる英語力が高く、学費も高額だからです。そのため、まずはコミュニティカレッジに進学して単位を取り、4年制大学へ3年時編入をするというルートが人気があります。コミュニティカレッジは、比較的学費が安いというメリットがあります。

また、コミュニティカレッジに入学する前に、英語力を上げるために、語学学校に通う必要も出てきます。ここでは、高校卒業後、5か月間語学学校に通い、9月からコミュニティカレッジで1年間学ぶというケースで見てみましょう。

【語学学校の費用の一例】
約1万4000ドル(約142万8000円*)
<5か月間/ホームステイ代込み>
※シアトルの場合

<コミュニティカレッジの費用の一例>
約2万400ドル(約208万1000円*)
<シアトル・セントラル・カレッジの9か月間プログラム>

上記を合計すると、アメリカの大学の1年目のカリキュラムを終えるまでに、3万4400ドル程度(約350万9000円*)がかかるという計算になります。

4年制大学に編入後、学費が高額になることに注意

上記のルートでは、コミュニティカレッジで2年間学んだ後、4年制大学に編入するわけですが、アメリカの4年制大学の学費は日本と比べて高額です。総合大学の学費は、州立大学の多くは年額2万~3万ドル(204~306万円*)程度、私立大学の場合は年額3万ドル(306万円*)以上かかります。これらは住居費を含まない、授業料のみの金額です。

海外進学で得られる経験と知識は、間違いなく大きな財産となりますが、費用面での負担が大きいのも事実。お子さまが「海外進学したい」という希望を持っている場合、海外進学の目的をよく話し合ったうえで、海外進学に精通した専門のカウンセラーに相談するのがよいでしょう。「ベネッセ海外留学センター」もぜひご利用ください。

*取材協力 ベネッセ海外留学センター
*いずれも1ドル=102円で計算

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