お子さまたちが活躍する未来の社会を予想! 進路を考えるヒントに

高校生が進路選択を考えるうえで、「今、興味があること」を考えるのも大事ですが、「近い未来、世の中がどのように変わっていくか」をイメージすることも大切です。今回の記事では、現在の高校生が社会の中心となって活躍する頃の未来を予想してみます。お子さまと将来について会話するきっかけとして、ぜひ参考にしてください。

労働力不足を補うため、ロボットが活躍する社会になる?

今後の日本では高齢者の数が増える一方で、働き手である若い世代の人口がどんどん減っていきます。そこで、高齢者の入浴や移動をサポートする介護ロボットや、家事を代行するロボットが普及することが考えられます。介護のほかにも、医療分野や建築分野でも、将来的にロボットの活躍が予想されます。今後は、「労働力不足を補うための技術」や「体の不自由さを補う技術」を開発する研究者が、より求められていくと考えられます。

どんな人にとっても利用しやすい製品・サービスが求められる

加えて、年齢や性別、障害の有無に関係なく利用しやすい製品・サービスの需要が高まっていくでしょう。こうした製品・サービスは「ユニバーサルデザイン」と呼ばれ、現在でも様々な場面で目にします。具体的な例として「大きくて判別しやすい標識」「駅のホームでの事故を防ぐための二重扉(ホームドア)」「商品の選択ボタンが大きく、低い位置にも取り付けてある自動販売機」などが挙げられます。“ユニバーサル”は“すべての、普遍的な”という意味があります。今後は、どんな人にとっても使いやすい製品やサービスのアイデアが求められていくでしょう。

高度な人工知能が開発され、人間は“新たな価値を生み出す仕事”に取り組む

現在、人工知能(AI)の研究・開発が様々な研究機関で進められています。「囲碁のプロ棋士がコンピュータに負かされた」「自動運転の自動車の開発が進んでいる」などのニュースを目にしたこともあると思います。人工知能(AI)の能力が人間を追い越す日のことをシンギュラリティ(特異点)といい、ある学者の予測では2045年頃になると言われています。この頃には、これまで人間にしかできないと考えられていた、「運転」「翻訳」「接客」「手術」などの仕事も、ロボットやIT機器が行っているかもしれません。将来的には、機械ができる仕事は自動化され、人間は「新たな価値を生み出す仕事」「機械には解決できない問題への対応」に取り組むようになっていくでしょう。
このように社会はいろいろな面で大きく変わっていくのは間違いありません。世の中を持続して発展させるためにどんな貢献ができるのか、ぜひ親子で想像をふくらませながら、話し合ってみてください。

(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82144080Q5A120C1000000/
(読売・地方版)
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO022791/20160404-OYTAT50015.html

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