【文型】that節の中にある動詞が原形になる理由
It is essential that the rule be changed.と、動詞がbe changedと原形のままになっている表現を見つけました。普通の文ならば、that節はthe rule is changedとなるところなのに、なぜ動詞がbeのままなのですか。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
It is essential that the rule be changed.と、動詞がbe changedと原形のままになっている表現を見つけました。普通の文ならば、that節はthe rule is changedとなるところなのに、なぜ動詞がbeのままなのですか、というご質問ですね。
【解説】
<It is+形容詞+that節>の構文に用いる形容詞は、that節の動詞が、(a)直説法、(b) should…、(c) 仮定法現在のいずれが可能であるかによって、次の3つのタイプに分類されます。
(a)true, apparent, certain, clear, possibleなど
(この種類の形容詞の構文では、that節の内容が客観的で、事実を述べようとしている)
→that節の動詞は直説法のみ用いることができます。
(b)strange, curious, surprising, naturalなど
(この種類の形容詞は主として感情を表している)
→that節の動詞は直説法のほかに、should…を用いることができます。
(c)proper, essential, impossible, important, necessaryなど
(この種類の形容詞は決断、主張、願望などを表している)
→that節をとる動詞は≪英≫では主にshould~、≪米≫では主に仮定法現在を用います。
さらに≪英≫の用法としてimpossible, important, necessary, proper は文脈により直説法も用いることができます。
したがって、ご質問の英文に関しては、形容詞がessential で、上記の(c)タイプに相当する
ので、that節の動詞は仮定法現在のbe changedとなっているわけです。
【アドバイス】
この構文ではthat 節内の動詞の形を正確に覚えるには3種類の形容詞の分類をしっかり
覚えておけば大丈夫です。それぞれの形容詞を用いて例文などを作ると覚えやすいですね。
それではこれで回答を終わります。これからも『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んで、実力を伸ばしてください。