【不定詞】to不定詞の否定形の訳し方
文全体を否定する時と,to不定詞を否定する時の訳し方がよくわかりません。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について早速お答えしましょう。
【質問の確認】
to不定詞を否定する時の訳し方は文全体を否定する時とどう違うのかというご質問ですね。
【解説】
否定するときに使うのはnotですが,このnotは否定する語のすぐ前に置かれるという特徴があり,これが判断のポイントとなります。
次の例文で比べてみましょう。
a) Mother told me to go to the library.
b) Mother didn’t tell me to go to the library.
a)は肯定文で,「母は私に図書館に行くようにと言った」の意味です。
b)では,否定語notが動詞tellの前にあります。
つまり,「言う」を否定しているわけですから,「言わなかった」ということで,文全体は「母は私に図書館に行くようにとは言わなかった」という意味になります。
a)の英文と比較すると明らかなように,これは「文全体を否定」していますね。
では,次の英文はどうでしょう。
c) Mother told me not to go to the library.
c)では,否定語notがto不定詞to goの前にありますね。
つまり,「行く」を否定しているわけですから,「行かない」ということで,「母は私に図書館に行かないように言った」という意味になります。
これが「to不定詞を否定している」ということなのです。
【アドバイス】
今回のポイントはnotの位置が異なることで表す意味が変わることでしたが,確認できたでしょうか。
英文法は例文とともに覚えておくと応用力がつきます。
今回のto不定詞の否定はこれからも何度となく出題されるものですから,訳とともに英文も書き取って覚えておきましょう。