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高校英語 定期テスト対策【特殊な構文】否定語が文頭にある場合の〈倒置〉について

【特殊な構文】否定語が文頭にある場合の〈倒置〉について

【問題】 次の文の誤りの箇所を指摘し、正しく訂正しなさい。
Little I thought that my father would tell me not to drive his car.
   

この問題文「Little I thought that my father…」を見て、否定語Littleが文頭にあるから倒置だな、と思って、
(誤)ア I thought → (正) thought Iにしました。
しかし、解答には、(誤)アI thought → (正) did I thinkとあります。
このdidはどこからでてきたんでしょうか?  どうしてdidがあるのかわかりません・・・

進研ゼミからの回答

こんにちは。いただいた質問に早速お答えします。

【質問内容】
【問題】 次の文の誤りの箇所を指摘し、正しく訂正しなさい。 Little 【(ア)I thought】 that my father 【(イ)would】 tell me 【(ウ)not to drive】 his car.
この問題文「Little I thought that my father...」を見て、否定語Littleが文頭にあるから倒置だな、
と思って、(誤)ア I thought → (正) thought Iにしました。
しかし、解答には、(誤)ア I thought → (正) did I thinkとあります。
このdidはどこからでてきたんでしょうか?  どうしてdidがあるのかわかりません・・・。

という、<倒置>の文についてのご質問ですね。

【質問への回答】
否定語が文頭にある<倒置>の文で、アが誤りであることに、よく気づきましたね。ご指摘どおり、
これはI thought little that.... という文の否定語littleを、強調のため文頭に出した文です。
※このlittleは、「少しも・・・ない」という否定の意味。
    不定冠詞のaがついてa littleだと「少しは・・・だ」となるので注意。

このように否定語を文頭に出して強調する場合は、そのあとの主語と動詞は倒置されます。その場合の語順は、否定語のあとは、以下のように、どれも疑問文の語順になります。

(1) 一般動詞を含む現在形・過去形の文では、
  <否定語+do[does/did]+主語+一般動詞の原形>の語順になります。
  例) My father seldom smokes. 「私の父はめったに煙草を吸わない」
     ↓ seldomを強調のため文頭を出すと、
    Seldom does my father smoke.

(2) be動詞を含む文では、
  <否定語+is[are]/was[were]+主語>の語順になります。
  例) Mr.Brown was never kind to others. 「ブラウン氏は決して他人に優しくしなかった」
     ↓ neverを強調のため文頭に出すと、
    Never was Mr. Brown kind to others.

(3) 助動詞を含む文では、
  <否定語+助動詞+主語+動詞>の語順になります。
  例) I have never dreamed such things. 「私は決してそんなことを夢見たことはなかった」
     ↓ neverを強調のため文頭に出すと、
    Never have I dreamed such things. ※このhaveは現在完了を示す助動詞


ご質問いただいた問題は、「一般動詞(think)を用いた過去形の文」ですから、(1)のように、
Littleのあとはdidを用いて疑問文の語順にするのが正しいです。つまり、以下のように
<否定語(Little)+did+主語(I)+一般動詞の原形(think)>の語順にします。

【訂正した文】 Little did I think my father would tell me not to drive his car.
   「父が私に彼の車に乗らないように言うとは思ってもみなかった」

なお、イのwouldは、<時制の一致>で正しいです。

また、ウは、<tell+人+to不定詞>「人に・・・するように言う」という表現のto不定詞の内容を否
定しています。to不定詞の否定の形は、to不定詞の前にnotを置きますから、<tell+人+not+to不定詞>で「人に・・・しないように言う」となり、正しいです。

【学習アドバイス】
<倒置>は語順が複雑に思われますが、 原則を覚えてしまえば問題に答えるときに生かせます。
強調による<倒置>のほかにも、倒置が起こるパターンがあるので、「ゼミ」教材や参考書で確認して基礎力をしっかり身につけましょう。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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