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古文 定期テスト対策古文を現代語訳するコツ

古文を現代語訳するコツ

現代語訳の問題では減点されることが多く、なかなか満点をもらえません。どういうことに気をつけたらいいですか?

進研ゼミからの回答

こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。

【質問の確認】

現代語訳の問題では減点されることが多く、なかなか満点をもらえません。
どういうことに気をつけたらいいですか?

【解説】

「現代語訳の設問で減点がある」ということは、現代語訳のポイントになっている点がうまく訳に表現できていないことが原因です。

出題されるポイントには次のようなものがあります。
重要古語が含まれている
重要文法事項(特に助動詞)が含まれている
文脈理解が問われている
「現代語訳せよ」という設問のときは、3点でどれに当てはまるかを考えましょう。
また、難易度が上がってくると、3点が組み合わさっていることもあるので、注意しましょう。

ではポイントごとに具体的な例を挙げてみましょう。


■重要古語が含まれている

ここでは、特にテストや入試に頻出のものを挙げています。
これらの語には特に注意して訳しましょう。

・古今異義語・・・現代語とは意味が異なることがわかるように訳出する必要が出てきます。
「おどろく」…はっと目を覚ます、はっと気がつく
「やがて」…すぐに、そのまま

・多義語・・・文脈に応じて訳し分けることが求められます。
「あやし」…身分が低い、不思議だ
「ゆかし」…知りたい、見たい、聞きたい

・敬語
尊敬語か謙譲語か丁寧語かを見分けて、どの用法かがわかるように訳しましょう。
「聞こゆ」…申し上げる
「おはす」…いらっしゃる、おいでになる

・副詞の呼応・・・陳述の副詞が用いられた文は、その訳出が必要です。
「え~ず」…~できない
「さらに~ず」…決して~ない
「な~そ」…~しないでくれ


■重要文法事項(特に助動詞)が含まれている

現代語訳で減点される場合、よくあるのが助動詞の訳し漏れです。
これを避けるために、品詞分解したうえで訳す「逐語訳」の習慣をつけましょう。
次の例文を見てみましょう。

品詞分解したうえで訳す「逐語訳」の例文
しかし、品詞分解して訳すプロセスをおろそかにしてしまうと、「寝なかったので、」(「られ」の訳出不足)「寝られないので」(「けり」の訳出不足)などと答え、間違いになるのです。過去の助動詞、推量の助動詞などは訳し漏れしやすいので、注意が必要です。


■文脈理解が問われている

・人物関係がつかみにくい部分で、「誰が、どうした」を正しくつかめているか
・指示語が含まれている部分で、指示内容を正しくとらえられているかが問われることもあります。
あらすじをつかんでいることが大切ですので、あらすじをつかむ練習もしておきましょう。

【アドバイス】

現代語訳で満点を取るには、知識事項を漏れなく確実に訳すとともに、大きくあらすじをとらえ、「誰が」「どうした」を押さえていく文脈理解の力が必要になります。学校の予習も活用しながら、多くの文章に取り組み、現代語訳の力を身につけていきましょう。

これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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