【小学生自由研究テーマNo.22】

牛乳(ぎゅうにゅう)パックで再生紙(さいせいし)をつくろう

牛乳パックを白い紙(かみ)にうまれかわらせる実験(じっけん)だよ。みのまわりにある紙がどのようにつくられているのかも考えてみよう。

用意するもの

  • 1Lの牛乳パック1本
  • ミキサー
  • はり金ハンガー(はり金でもよい)
  • せんたくのり(PVA原料のもの)
  • 水きりネット(ストッキングでもよい)
  • バット
  • ガーゼやさらし
  • 新聞紙(しんぶんし)
  • タオル

実験の進め方

  1. 1

    牛乳パックを 1 〜 2 日水につけて、紙の中まで水がしんとうしたら表面(ひょうめん)のビニールをはがす。

    ★なべで 1 時間くらいにて、そのままさますと、早くはがせるよ。火を使(つか)うときは、おうちの人に手つだってもらおう。

  2. 2

    はり金ハンガーを曲げて、バットに入る大きさにする。水きりネットをかぶせたら、バットにセットする。

  3. 3

    ①の牛乳パックを小さくちぎってミキサーに入れる。

  4. 4

    牛乳パックがひたひたになるくらいの水(300mLくらい、分量外)を入れて、ミキサーにかけ、こなごなにする。

  5. 5

    水200mL(分量外)に、せんたくのり40mLを入れてよくまぜ、④にくわえて、あわ立てないようにスプーンなどでしずかにまぜる。

  6. 6

    バットに水をはって②のハンガーを入れ、ガーゼをのせて、上に⑤の紙のもとをすくって広げる。

    ★あつみがあっても、だいじょうぶ。なるべくムラにならないようにしよう。

  7. 7

    ハンガーを引き上げて水をきり、新聞紙をかぶせてひっくり返(かえ)す。ハンガーを外して、ガーゼの上にタオルをのせ、ギュッとおして水分をとる。

  8. 8

    風通しのよいところでかわかし、しっかりかわいたら、ガーゼをそっとはずす。

    ★アイロンをかけると、速(はや)くかわくよ。アイロンはおうちの人にかけてもらおう。

うまくいかないときは、
ここをチェック

  • できた紙がやぶれてしまうときは、のせる紙のもとがたりないのかもしれない。たっぷりのせてみよう。

まとめ方・提出の工夫

  • 進め方を文と写真(しゃしん)でまとめよう。絵にかいて、せつめいしてもいいね。
  • 途中(とちゅう)で気づいたことや感想(かんそう) を、どんどん書きこもう。
    (例)
    牛乳パックのもようが、はがれたのでおどろいた。
    じょうぶな牛乳パックが、ビニールをはがしたら手でちぎれた。
    紙のもとをきれいに広げるのがむずかしかった。
    モコモコの紙のもとが、タオルでおしたらうすくなって紙らしくなった!

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 食紅(しょくべに)を使(つか)うと色のついた紙ができるよ。
  • おし花入りの紙を作ろう。紙のもとを広げて、おし花をのせ、さらに上から紙のもとをのせてはさむといいよ。
  • 紙のもとになっているものは、なんだろう。調(しら)べてみよう。
  • 和紙(わし)のつくりかたを調べてみよう。紙すき用のキットを使って、挑戦(ちょうせん) してもいいね。

キーワードを調べてみよう!

「紙すき」「再生紙」

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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