【分詞】分詞構文の訳し方について
分詞構文の訳し方で、「~なので」「~するとき」「~すれば」「~しながら」とありますが、いつも訳す時にどれを用いればいいか、よく分かりません。何かコツとかありますか。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について、お答えします。
【質問の確認】
分詞構文をどう訳したらよいか,というご質問ですね。
【解説】
分詞構文の訳し方は、分詞の部分と主文との意味のつながり具合から、適切な接続詞を推測します。多くの問題を解いて慣れることがコツと言えます。
例文を見ながら考えてみましょう。
例)Feeling tired, I went to bed early.
分詞構文 Feeling tired, →疲れた
主 文 I went to bed early →早く寝た
「疲れた」と「早く寝た」のつながりを考えると、〈理由〉「…なので」が適切ですね。「疲れたとき早く寝た」と訳すこともできますが,「疲れたとすれば早く寝た」では日本語として不自然です。ここでは、「疲れたので,私は早く寝た」が自然であり,最適な訳と考えられます。
では,この例文が現在形であればどうでしょうか。
例)Feeling tired, I go to bed early.
分詞構文 Feeling tired, →疲れる
主 文 I go to bed early →早く寝る
現在形は習慣を表すので,「疲れたときには早く寝る」や「疲れたならば早く寝る」といった訳ができます。また、近い未来の予定を表すこともあるので,「疲れたので早く寝る(つもりだ)」と訳すこともできます。このように,分詞構文は複数の訳し方ができることもあります。前後関係がある場合は,文脈もヒントにして判断するようにしましょう。
【アドバイス】
上で確認したように,分詞構文には接続詞がないので,訳し方が1つとは限りません。教材などを活用し、文脈を素早く捉え、適切な訳ができるようにしましょう。
それではこれで回答を終わります。
これからも『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んで、実力を伸ばして下さい。