監修:太田百合子先生

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らくらく☆にこにこ離乳食

手間は少しでも減らしたい!離乳食づくりに「使える!」小ワザ

「少量を作るのって意外と大変。だんだん回数も増えてくるし…」そんな声におこたえして、知っておくと便利な技をご紹介します。ちょっとの小ワザも積み重ねると、らっくらく!

あると便利な基本の道具

衛生面には十分気を使いたいので、できれば赤ちゃん専用のものを用意して。

  • こし器

    初期には特に大活躍。なめらかで食べやすい離乳食ができます。

  • おろし器

    すばやく繊維が断ち切れます。

  • すり鉢

    100円均一などで薬味用に売っている小さなサイズのものも便利。

  • ミルクパン

    小さいお鍋がひとつあると、少量を加熱するのに便利。

これは使える おたすけグッズ

  • フタつき製氷皿 / チャックつき冷凍保存用小袋

    冷凍できるおかずや、おかゆは多めに作って冷凍保存すると毎回の調理の手間が省けます。フタつきの製氷皿ならいろいろな食材を小分けで冷凍してそのまま保存できます。

  • みそこし / 茶こし

    小さなざるとして使ったり、ミニこし器として使ったりできます。

  • おかゆ調理器

    炊飯器の中で大人のごはんを炊きながら離乳食用のおかゆができます。

  • シリコン型マット

    ボウルやお皿がすべりません。調理のときはもちろん、食事のときに使えば、お皿をひっくり返しにくくなります。

これがおすすめテクニック

  1. 1. 冷凍して保存する

    多めに作って、チャックつき冷凍保存用小袋に入れたら、割り箸などですじをつけて冷凍庫へ。使うときはすじで折れば一回分が簡単に取り出せます。製氷皿なら、小分けにする手間が省けます。キューブ状に固まったら保存用の小袋に入れて保存すれば製氷皿を使い回せます。
    ※1週間で使い切れる分量を目安に作りましょう。

  2. 2. 大人用と一緒に加熱する

    みそこしに離乳食用の食材を入れて、みそ汁用の実を煮ているお鍋などに入れて一緒に加熱。アルミホイルに離乳食用の食材を包んで、フライパンで焼き物をしているときの空きスペースで一緒に加熱。
    ※プライパンでの加熱はこげない火加減で。

  3. 3. 冷凍・乾燥したまますりおろす

    パン、ゆでたブロッコリーやほうれん草は冷凍保存してすりおろすと、すりつぶす手間が省けます。お麩や高野豆腐は乾燥したまますりおろして調理。

  4. 4. 水出しの“だし”を常備

    昆布を軽く拭いて、ハサミなどで細かく切り目を入れ、ビンに入れて水を注いだら一晩冷蔵庫に入れておくだけで手軽に“だし”が作れます。

  5. 5. 茶こしをミニざる&ミニこし器に

    茶こしにかつおぶしを入れてカップにのせ、かつおぶしが浸るまでお湯を入れておいておくと少量のだし汁も簡単。しらすや桜えびの塩抜き、ツナの油抜き、くたくたに煮た少量の野菜をこすときにも使えます。