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磯部頼子先生
監修:磯部頼子先生
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入園不安解消のヒント
好き嫌いが多くて、お昼ご飯が心配

子どもたちと先生が園で栽培した野菜で、娘の「野菜」に対する気持ちに変化が起きました。

E・Sさん Mちゃん (体験談当時の年齢4歳2ヵ月 女の子 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ち
1~2歳のころは、好き嫌いもなく、なんでも食べてくれました。ところが2歳を過ぎたころから、食事の時間になると、暗く沈んだ表情をするようになったのです。原因は、「野菜」でした。野菜の入っていない料理は、よく食べるのですが、野菜の入った料理は食べようとしません。今まで何でも食べていたのに、「急に、どうしたんだろう?」と不思議な気持ちでした。
このようなやり方を取り入れたら、こんな効果が
近所のお友だちに相談して、昼食を子ども同士で食べるようにしてみました。でも、お友だちに影響されることもなく、ますます野菜嫌いになってしまいました。 保健所の子育て相談でも相談しました。「野菜をいろいろな食べ物に混ぜたり、食べられたときはほめてあげたりするとよいのでは?」とアドバイスをいただきました。参考にして、ハンバーグ、ギョーザ、ホットケーキ、クッキーなどに混ぜてみましたが、中身が何かわからないと食べ、野菜とわかったとたん、いっさい手をつけないという状態でした。 入園したとき、担任の先生に、野菜嫌いのことを伝えておきました。そうしたら、お昼のときは必ず、隣りに座って励ましてくださったようです。また、子どもたちと先生が園で栽培した野菜を、子どもたち自身に収穫させ、「自分たちが作った野菜」という自覚と、食べる意欲をもたせてくれました。
現在の子どもの様子と私の気持ち
担任の先生のお心遣いからか、「子ども同士で作った野菜」という意識のせいか、娘の「野菜」に対する気持ちに変化が起きているようです。今では、少しずつですが、自分から野菜を食べるようになってくれました。
同じ悩みを持つおうちの方へのエール
あまり子どもにしつこく、「食べないとダメよ」と言いすぎると、かえって好き嫌いが激しくなるように思いました。時期がきたら食べてくれるようになると、自分の子どもを信じてあげてください。そして、子どもががんばって食べたときは、ほめてあげてくださいね。残しても怒らず、「また、明日からがんばればいい」という軽い気持ちで接すると、子どももよけいなプレッシャーを感じることがなくてよいと思います。

好き嫌いが多くて、お昼ご飯が心配

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