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磯部頼子先生
監修:磯部頼子先生
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入園不安解消のヒント
早生まれの子、ついていけるか心配

娘の表現に気づいてから、自分が少しずつ変わっていったと思いました。

A・Kさん Hちゃん (体験談当時の年齢2歳8ヵ月 女の子 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ち
私が外交的な人間でないことと、住んでいる地域に公園が少なかったことなどから、ほかの子どもたちとふれあう時間がとても少ない状況でした。また、近所に少し乱暴なお子さんがいたりして、ついつい「箱入り」というか大切にしてしまったことも原因かもしれません。早生まれというだけでなく、そのような理由もあって、入園までは本当になにもできませんでした。 〈こどもちゃれんじ〉の保護者向け情報誌を読んで入園前のお母さんの悩みを見ると、「わがままで心配」とか「はさみが使えなくて・・・」などありますよね? わが家の場合、そのレベルまで達していなくて、「早生まれ」のお子さんの悩み事も「娘にくらべたら、会話できるだけいい」というのが実感でした。おむつはとれていないし、着替えはできない。会話がなりたたないし、私がいないと泣き出してしまう。ごはんも食べず、自分の名前もわからない・・・など、不安がたくさんあって悩んでいました。「私のしつけかたがいけないの?」「頭が悪いの?」・・・と、‘悩む’状態を超えて、‘苦痛’とさえ思っていたのです。
このようなやり方を取り入れたら、こんな効果が
ある日、夕食をめずらしくたくさん食べたので、「Hちゃん、すごいね!」とひと言、声をかけました。すると、言葉は返ってこなくても、ぽん!と出たおなかをなでながら、「ブングルリン!」とニコニコと答えたのです。その瞬間、「この子は、今の状態をからだと、動きと、擬態語で表してくれたんだ」と気づいたのです。そうして考えると、今までは「会話が足りない」と思っていたのが、まったく違って思えてきました。親が「私、こんなに頑張っているんだけどなぁ」という気持ちをはずして、娘の表現に気づいてから、少しずつ変わっていったように思います。
現在の子どもの様子と私の気持ちは
入園して夏休みに入るころには、「自分でできるもん!」と、着替え、食事、お片づけ、お手伝いと、あっという間にできるようになっていきました。毎日楽しそうに幼稚園へ通っていますが、幼稚園の様子も話してくれるようになり、とてもうれしいです。以前は「娘には難しすぎるな・・・」と感じていた〈こどもちゃれんじ〉の内容もわかるようになってきたし、今までは病院や図書館、デパート、どんな所へ行っても大泣きしていましたが、それもなくなりました。ほかのお友だちに比べたら「まだまだ」だけど、細かいところを一つひとつ見ていくと、本当によく自分で考え、理解し、成長していると感じます。私自身も、毎日、子どもの瞳が輝いているのを見て、「うちの子は・・・」なんて思わなくなりました。子どもにとって、今、大切なことを存分にしてあげること。それさえできれば十分、と思えるようになったのです。
同じ悩みを持つおうちの方へのエール
今でこそ、「おりこうさんになったな」と思いますが、ここにくるまでのプレッシャーは大変でした。特に、早生まれのお子さんをもつお母さんの気苦労は、大きいですよね。言葉やコミュニケーションの取り方は確かに遅いかもしれませんが、私は、「娘は自分なりの表現で気持ちを表わしているんだ」と気づいてからは、今までのわからない表現やもどかしい会話の意味も、まるで霧が晴れるように理解できるようになりました。つまらないことで悩むのは、親として当たり前のことです。でも、ほかの人にはわからなくてもいい、親がこの子のいいところを気づいてあげたらいいんだ。そう思って、子どもを1日1回でいいから、抱きしめてあげたい。子どもと同じ目線で話したい。いつも厳しく怒っている私ですが、こんなふうに思って過ごしています。あとはやっぱり、子どもを信じてあげたいと思っています。

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