カテゴリ

家庭看護

子どもの下痢や便秘、このように対処していました

ひどい便秘の対処法、こうしました。

H.Mさん Tくん (体験談当時の年齢:0歳5ヵ月頃〜1歳0ヵ月頃 男 第2子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

便がいつも5〜7日間も出ず、出ない間に硬便になり排便のたびに出血し、大泣きでした。私自身も「今日でもう何日間排便がない」と何ヵ月もカレンダーにチェックしては、「どうしよう」とストレスがたまりました。排便がないと機嫌も悪いので外出も思うように出来ませんでした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まず小児科や保健所に相談しました。便をやわらかくする薬の内服とこまめな水分の補給。肛門には痛みの緩和と便が出やすいよう軟こうの塗布。またかかりつけの小児科とは別に、大きな小児科に行きX線などで腸の状態もチェックし、異常ないことが確認できたのでホッとしました。便の状態(コロコロして小さい便)から、「食事量が少ないのでは?」と指摘され、食事量を増やす為、離乳食の段階を少し下げて柔らかく細かいもので少し甘めにし、たくさん食べられるように工夫しました。ヨーグルトやプルーンはほぼ毎日食べさせました。その結果3〜4日に1回の排便になり出血もあまりしなくなりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今は2才10ヵ月ですが、食事・運動量が増えた為1〜2日に1回排便します。離乳食時柔らかいものを多く与えていましたが、今ではフライなどのかたいものも上手に飲みこみ、かんで食べています。排便回数は今でもチェックしていますが、以前よりイライラ心配することは、なくなりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

排便時、苦しくて泣いている子を胸がつまる思いで見守りました。出来るなら代わってやりたいと思いました。子ども自身ではどうにもならないので病院などへ相談したり、食事内容の指導を受けたりすることは大切だと思います。便秘のタイプを知る為にも便の状態やその時の状況を十分に把握して、指導を受けられる事をおすすめします。

0〜1歳の子どもの体調変化の観察のポイント

たけなが かずこ 先生

子どもは言葉で体調の変化を伝えられないので、毎日の様子の変化を見ながら「いつもと違ってなんだか変」という「感じ」を大切にしていただきたいと思います。

■観察のポイント
1.あやしたときにご機嫌かどうか?
2.ミルクやおっぱいの飲み具合、離乳食の食べ具合などが、いつもと違っていないか?
3.動きが普段に比べてどうか?
4.眠りの具合は? すぐ目覚めてぐずったりすることはないか? 寝起きの様子はどうか?(赤ちゃんは寝起きが悪いということはまずありません)
5.顔の表情や呼吸のしかたに普段と変わったところはないか?

この5つのポイントで、様子を見て「なんだか変」と感じたら、さらに熱はないか、便はどうか 湿疹やふきでものは・・・・と症状を観察してください。

もともと母親にはわが子に限り有効な直感を持っている、と言われます。この直感は体験の積み重ねの中で育つものでもありますので、日々のちょっとした観察からのお母さんの実感を大切にして、お子さんを見守ってあげてください。

ゆとりを持ってお子さんを見守るためには、配偶者の協力も欠かせないもの。特にお子さんが1歳未満のときには、育児についての理解や協力を求めるなど、家庭の中でのコミュニケーションも十分にとれるようにしたいですね。

体験談内検索