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気が弱い

泣き虫な子に、こんなふうに働きかけました

「嫌と言えない性格」を直すのではなく、長所ととらえるようにしたら怒鳴る回数が減りました。

Y.Yさん Yくん (体験談当時の年齢:5歳0ヵ月頃〜6歳0ヵ月頃 男 第1子 神奈川県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

うちの子は周囲に流されるタイプで泣き虫さんでした。親としてはそんな我が子はいじめられやすそうな感じがして心配でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

先生にも相談して幼稚園での様子を聞いたり、子ども本人からも幼稚園でのお友達とのことを聞いたり。「嫌なことをされたらハッキリ『嫌』って言うんだよ」とか「困ったことがあったらすぐに先生に言うんだよ」とか言って聞かせてました。はっきりと自分の思っていることを、相手に伝えることが大切だと思うので、「ただ泣いているだけじゃ、相手には自分の気持ちはわかってもらえないよ」、と何度も何度も言いました。ある日、よく遊んでいた子と、実はあまり遊びたくなかったことが判明。他の子とも遊びたかったようです。そこで、「『他の子と遊ぶから』って誘いを断ってもいいんだよ」、と言って聞かせましたが、その後、彼が考えた方法は、誘われる前に逃げ隠れする、というものでした。それを聞いたとき、内心少々「情けない」とも思いましたが、自分で考えたやり方だということを重視して、「そういうやり方もあるね」とほめてみました。その後、トラブルなく他のお友達と遊ぶことができたようです。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今も、誘われると嫌と言えない性格は続いていますが、持って生まれた性格をスイッチを入れ替えるように変えることはできないと思い、少しずつ「入れ知恵」しながら、彼なりの人との付き合いを学んでくれることを願ってます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

親から見れば「悩みの種」のわが子の性格。でも「直そう」と考えるともっと悩みは深くなります。「もっていきかたで長所になる」と思ってみれば、「どうしてあんたはそうなの!」と怒鳴る回数も減りますよ。「弱虫の泣き虫」も「思いやりのある優しい子」の卵なのかもしれません。直し方より導き方を考えて、言葉かけをしてあげてください。
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