監修:太田百合子先生

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らくらく☆にこにこ離乳食

カミカミ期(9~11ヵ月ごろ)

奥の歯茎を使って食べ物をかむ練習をする時期。3回食になって生活リズムもできてきます。
モグモグ、ゴックンが上手になって、食べられる食材が増えてきたら、少し歯ごたえのあるかたさに進めてみましょう。

  • 1日3回
  • 赤ちゃんがほしがるとき(目安は日中5,6回)
  • 5倍がゆ
  • 歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらい)
  • 調味料や油を使う場合はごく少量

らくらくポイント

おすわりの体勢が安定する、「自分で食べたい」という意欲が出てくるなどの成長が、遊び食べにつながることも。自分で食べる意欲は大切に。そのぶん食べるのが上手になります。1日3回の食事の準備は大変なので、取り分けや使い回しなど、上手に手を抜く工夫も大事。 ※「使い回し」で1週間のらくらくレシピもチェック! 使い回しでらくらく1週間のレシピ

ここは押さえて

早寝早起きを心がけ、食事の時間は毎日ほぼ同じにして、3回目の食事は夜7時までには終えられるように生活習慣を組み立ててみて。食べる量の個人差も大きくなってきますが、数日~1週間くらいの間におおまかに栄養のバランスがとれていれば大丈夫。

進め方

1日3回、母乳・ミルクの前に。歯茎の中で乳歯が育ち、かたくなった奥の歯茎で食べ物をカミカミします。食べているときの口の動きも活発に。食べ物に自分から手を出すようになったら、持って食べられるメニューを少しずつ用意しましょう。

この時期から食べられる主な食材

炭水化物 米 うどん そうめん 食パン じゃがいも さつまいも
コーンフレーク オートミール スパゲッテイ やまいも
ビタミン・ミネラル にんじん たまねぎ 大根 かぶ ほうれん草 小松菜 白菜 キャベツ
かぼちゃ ブロッコリー カリフラワー トマト とうもろこし
りんご 桃 いちご みかん メロン すいか なし バナナ 里いも レタス
アスパラガス きゅうり なす えんどう豆 青のり ごぼう 長ネギ
春菊 ちんげん菜 もやし ピーマン きのこ ドライフルーツ 果物缶詰
ひじき
タンパク質 豆腐 麩 しらす干し ちりめんじゃこ ひらめ かれい
たら 鯛 鮭 めかじき ツナ 鶏肉(ささみ、ひき肉)
レバー 納豆 プロセスチーズ 粉チーズ 卵 きなこ
青魚 豚肉 牛肉 ホタテ貝柱(水煮缶)
調味料 塩 しょうゆ みそ

※じゃがいも、さつまいもは、ビタミン・ミネラルも多く含みますが、離乳食では1食での割合が高いので炭水化物としています。