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落ち着きがない

落ち着きがない子に、こんなふうに働きかけました

活動的な子どもなんだと気持ちを切り替え、広い公園で遊ばせたり、手をつないで散歩をしてみました。

H.Tさん Kくん (体験談当時の年齢:1歳11ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

他のお子さんは、例えばお砂場で砂遊びを始めたらじっくりと遊んでいるのに、我が子はあっちへ行ったりこっちへ行ったり、とにかく落ち着きがありませんでした。どうしてうちの子だけお友だちの輪の中に入らず走り回っているのか、落ち着いて遊べないのか、そう考えると泣き出したくなる毎日でした。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

活動的な子どもなんだ、と考え方を明るい方向に切り替えました。そこで狭い公園を出て、ちょっと離れた大きい公園で遊ぶ事にしました。遊具よりも芝生や自然の部分が多い公園で、息子はびっくりするほど走り回り、目がキラキラ輝いていました。狭い公園でさぞ体力をもてあましていたのだろうと思うと、もっと早くこうすればよかったと思いました。また、家族だけでは味わう事ができない他人とのふれあいもあり、お年寄りからいろいろな遊びを教えてもらったりして喜んでいました。私も心の負担が軽くなったように感じました。また、近所を散歩する事にしました。2時間くらいかけて、ただ歩くだけではなく、春は花を、夏はセミを探しながら、秋は落ち葉やどんぐり拾いをして、冬は寒さを肌で感じながら焼き芋を買ってほおばったりしました。進む道も子どもに決めさせ、その過程で左右を教え、手をつなぎ歌を歌って歩きました。最初は手もつなげず落ち着きのない子でしたが、やがて、少しずつ自然に触れいろいろな物に目がいくようになりました。春夏秋冬の季節を味わいながらの散歩を通じて親子で自然を楽しみました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今は落ち着き、私もあのころの心配を忘れかけている状態です。反抗期に入って今も大変は大変なのですが、自然な成長だと納得しています。子どもも十人十色。親から見ると他人の子と比べて、口うるさく注意したくなる事も多いかもしれませんが、それぞれ成長過程も性格も違います。その子にあった場所、環境を探すことも大切だと思いました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

その時は本当に心配で仕方のなかった問題でも、いつか「あれ?」と思う時がきます。今、私が言える事は、我が子は実に自然に成長していたんだな、と実感しているという事です。見極めることは勇気がいりますが、自分の子どもに合う場所を探す事も大切です。そして子どもの成長に無理せず付き合うことを、考えてみられるといいのではないでしょうか。
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